商品情報のデータ化で、お客様の信頼に応える
2007年~2008年にかけて起こった『中国製冷凍ギョーザ事件』。日本社会を震撼させたこの事件は、消費者の食の安全性に対する関心を高めるきっかけとなった。そして、ユウキ食品にとっても、食の安全・安心についてもう一度考え直す大きな転機となった。
「やはり何か大きな事件があると、弊社の取扱商品でなくても、お客様からのお問合せが増えます。当時を振り返ると、企業からの問い合わせよりも一般消費者からのお問い合わせが増え始めた頃で、食の安全に対する社会的な関心の高まりを感じました。増え続ける消費者からのお問い合わせを前に、『これは会社としてきちんと本腰を入れていかなければ』と、同年に食の安全・安心に対応する専門部署として、カスタマーサービス部を発足させたのです」(小林部長)
同社のカスタマーサービス部は、大きく「商品情報管理」と「お客様相談センター」に分かれる。「お客様相談センター」は、一般消費者からのアレルギーや原産地についてのお問い合わせに直接対応するため、間違いなく確実に回答することが責務となる。