「500円でお腹いっぱい」がリピートの秘訣
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ローマ軒のコンセプトは「お腹いっぱいの幸せ」。看板メニューの「焼きスパ」は2.2ミリの極太麺を使用した、もちもち感のあるスパゲッティの鉄板焼きだ。通常サイズでも400グラム(500円)とボリューム満点。ランチタイムには大盛りの600グラムや850グラムもかなりの数が出るという。
ランチタイムに多くの常連客で賑わうのが、ローマ軒の特徴だ。お小遣いの範囲内で楽しみたいというビジネスマンが中心で、毎日来店する熱心なファンもいる。自然と従業員とお客の仲も良くなり、結果として、夜の営業の集客にもつながっているのだ。
お客様のニーズに合わせて、FCでもメニュー構成をガラリと変える
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ローマ軒のメニューは焼きスパなど数十種類のスパゲッティがベースだが、店舗によって置いてあるメニューがかなり違う。必ずあるのは、ナポリタン、カルボナーラ、ジャポネーゼの3つだけ。
あとは店長またはFCオーナーの意見を取り入れて自由に変更できるという。メインのスパゲッティですら、店舗によって変えているという自由さだ。屋号は同じローマ軒でも別々の店があるといってもいい。FC展開もしながらそこまで大きく店を変える理由はどこにあるのだろうか。