本物の味と経営状態の見える化で、売上を伸ばす~株式会社リトル沖縄オーバーシーズ

飲食・宿泊2017.04.05

本物の味と経営状態の見える化で、売上を伸ばす~株式会社リトル沖縄オーバーシーズ

2017.04.05

本物の味と経営状態の見える化で、売上を伸ばす~株式会社リトル沖縄オーバーシーズ

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銀座を中心に沖縄料理店を運営する、株式会社リトル沖縄オーバーシーズ。かつての沖縄料理人気も、一時の盛り上がりは過ぎ、近年は沖縄料理店にとって厳しい状況が続いている。そんな中でも「リトル沖縄」は、沖縄出身の料理長が作る本格的な沖縄料理店として、安定した集客力を見せている。

同社を経営する小嶋達典氏は、2008年に社長に就任。自身が勤める大阪の大手飲食チェーンに、「リトル沖縄」が事業譲渡されたことがそのきっかけだ。以来、自らの拠点を大阪から東京に移し陣頭指揮に立ちながら、店舗運営の改善に取り組むことで売上を伸ばしてきた。その取組みについて、小嶋社長にお話を伺った。

目次

お客の店舗利用動機から、店舗の差別化を進める

リトル沖縄オーバーシーズは、社名にもなっている「リトル沖縄」のほか、「ちゃんぷるぅ家」、「竹富島」など、合計5店舗の沖縄料理店を運営している。各店舗の利用客には、「沖縄料理が好きだから来た」ではなく、「店そのもののファンだから来た」という動機が目立つ。その裏には、小嶋社長の戦略があった。

株式会社リトル沖縄オーバーシーズ
代表取締役社長 小嶋達典氏

「お客様が何を求めているかという視点から、店舗間で差別化を図りました。居酒屋利用や食事利用など、用途に合わせて店舗のメニューや内装を変えることで、各店舗のファン作りに取り組んだのです」(小嶋社長、以下同)

こうした発想は、小嶋社長がかつてサラリーマンだった頃の経験からきているという。世のサラリーマンが、一日の終わりに自分のお金で食事やお酒を楽しむとしたら、どういう店を求めるかを考えてのことだ。

「私は経営者として冷静さを保つため、一歩引いた目線でお店を判断するようにしています。味や価格、サービスなど、さまざまな視点から総合的に見て、お客様が求める店になっているかをチェックします」

小嶋社長は料理やスタッフの活かし方を考えながら、改善を繰り返してきた。同社が売上を伸ばすことができたのは、二つの大きな改善があったからだという。

スタッフにもFLコスト比率を共有する

小嶋社長が行ったひとつめの改善は、店舗の仕入れ・売上管理のシステム化だ。

「飲食業で数店舗の規模ですと、どんぶり勘定で終わってしまいがちです。だからこそシステムの力を利用して、スタッフ全員で数字を共有することに力を入れました」

リアルタイムに仕入れ金額や数量が確認できる「BtoBプラットフォーム受発注」を導入。さらに、POS、勤怠管理システムとデータを連動させ、売上げ・仕入れ・人件費をネット上で管理できるようにした。


リトル沖縄オーバーシーズ推薦!売上げ・仕入れ・人件費を管理し、経営状態を全員で共有するBtoBプラットフォーム受発注

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