令和5年3月22日に「エキストラバージンオリーブオイルの表示に関する公正競争規約」（公正取引委員会・消費者庁告示第1号）が告示されました。

＜制定の背景＞
　オリーブオイルは、国際オリーブ協会の国際規格（ＩＯＣ規格）において、その製法の違い、精製の内容等により品質ごとに区分され、このうち最も品質が高いものは「エキストラバージンオリーブオイル」に区分されています。日本国内で販売されるオリーブオイルのほとんどは「エキストラバージンオリーブオイル」と表示されていますが、日本は国際オリーブ協会に加盟していないことから、「エキストラバージンオリーブオイル」の品質、成分等に関する正しい情報を国内の消費者に伝え、公正な取引環境の整備を図るために、「エキストラバージンオリーブオイルの表示に関する公正競争規約」が制定されました。

＜構成（抜粋）＞
(1)　目的（第1条）
(2)　定義（第2条）
(3)　必要な表示事項等（第3条）
　・　食品表示基準に基づく一括表示事項
　・　グレードの表示
　・　容器包装分別回収の識別表示
(4)　特定事項の表示基準（第4条）
(5)　その他の表示事項等（第5条）
(6)　不当表示の禁止（第6条）
(7)　過大包装の禁止（第7条）
(8)　業務用製品（第8条）

【施行期日】
　令和5年3月22日
　ただし、グレードの表示に係る規定については令和5年3月22日から起算して2年を経過した日から施行する。

〔新規収載〕
◎エキストラバージンオリーブオイルの表示に関する公正競争規約（令和5年3月22日公正取引委員会・消費者庁告示第1号）

※省庁別の制度動向や法律改正の詳細な内容はこちら（食品表示コンシェルジュ）