2025年の業務用食品値上げ状況まとめ

業界ニュース2025.08.05

2025年の業務用食品値上げ状況まとめ

2025.08.05

2025年の業務用食品値上げ状況まとめ

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2025年秋は半年ぶりに食品の値上げラッシュとなる見込みだ(帝国データバンク)。様々な食品企業が取り扱う業務用食品について、主要各社が発表した品目と値上げ幅、時期をまとめた。

目次

2025年の業務用食品値上げ一覧

企業対象食品・値上げ幅改定時期
日清製粉中力系・薄力系小麦粉
65円/25kg値上げ
1月4日
昭和産業中力粉・薄力粉
65円/袋値上げ
1月4日
テーブルマーク業務用冷凍食品61品
約2~26%値上げ
2月1日
味の素冷凍食品業務用製品 395 品種
3~20%値上げ
3月1日
ニチレイフーズ業務用米飯商品全て・畜肉加工品の一部
約5~30%値上げ
2月1日
キユーピー業務用のドレッシング類、調理食品、ソース類、サラダ類、タマゴ加工品、醸造酢、ケアフードなど
約1~48%値上げ
4月1日
東洋水産マルちゃん業務用冷凍食品31品
3~39%値上げ
4月1日
ニッスイ米飯類、中華類、水産揚げ物類、冷凍野菜など業務用冷凍食品125品
約5~30%の値上げ
4月1日
プリマハムハム・ソーセージ、加工食品の家庭用・業務用商品約200品
2.0~26.8%値上げ
4月1日
丸大食品家庭用商品・業務用商品約100品目
8~20%値上げ
4月1日
日清オイリオ業務用食用油、加工用食用油バルク
11~19%値上げ
4月1日
雪印メグミルク業務用乳食品、原料乳製品、業務用飲料
業務用乳食品:0.6~7.3%値上げ
原料乳製品:1.7~7.3%値上げ
業務用飲料:2.0~12.6%値上げ
4月1日
J-オイルミルズ業務用油脂製品および加工用油脂製品
7~12%値上げ
5月1日
日本ハム家庭向けおよび業務用商品 約220品目
約3~25%値上げ
6月1日
にんべんつゆの素類:約7%
たれ類:約7%
白だし類:約6%
※アップ率は目安
6月2日
エスビー食品業務用の一部製品(即席ルウ、香辛料、レトルトなど)
業務用フレーク・ルウ製品:約10%値上げ
業務用香辛料製品:約5~25%値上げ
業務用レトルト・フィリング製品:約10~11%値上げ
7月1日
ニチレイフーズ輸入チキン加工品、卵商品、今川焼類、クリームコロッケの業務用冷凍食品
約3~8%値上げ
7月1日
ミツカン業務用すし酢31品
約10~15%値上げ
7月1日
伯方塩業「伯方の塩」「伯方の塩 焼塩」「されど塩 藻塩」「味香塩」「フルール・ド・セル」など26品目
改定率は問い合わせ
8月1日
ダイショー業務用製品(肉用・魚用調味だれ、唐揚げ粉、調理ソース、シーズニングスパイスなど)
1~28%値上げ
9月1日
日清米飯、お好み焼、パスタなどの冷凍食品
出荷価格約5~10%値上げ
9月1日
イチビキ業務用赤飯の素「小豆1升用200g」「小豆2升用400g」「煮汁(小豆1升用)250g」「煮汁(小豆2升用)500g」
3~33%値上げ
10月1日
ニチレイフーズ業務用おにぎり商品全て、米飯商品の一部
約10%値上げ
10月1日
ロッテ業務用アイスクリーム、斡旋品(コーン・資材)73品
2.1~15.7%値上げ
10月1日

多くの食品企業は原材料、資材費、光熱費、物流費、人件費、円安などの要因で値上げを実施しており、今後も継続されると予想される。業務用商品の値上げはメーカーと取引する卸、外食にも影響が出る。

適切な価格転嫁がしやすい業界にするほか、内部で生産性を上げる体質を目指すことが必要だ。各企業は製造工程の見直しや仕入れ先の選定、ITツールの導入などによる工数削減、販売戦略の見直しなど、さらなる施策の検討を実施しておきたい。

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