そもそも「スーパーフード」って何?
今回お話を伺ったのは、日本スーパーフード協会が主宰するスーパーフードアカデミーの副校長で、スーパーフードマイスター、スポーツスーパーフードマイスター、ボディメイクトレーナーとしても活躍されている森弘子さん。では、そもそも「スーパーフード」とは、どんな食品なのだろうか。
「1980年代頃のアメリカやカナダにおいて、食事療法を研究する医師や専門家の間で、有効成分を突出して多く含む食品を『スーパーフード』と呼んだのが始まりです。現在でも、ある特定の食品を指すものではなく、一般の食品よりビタミン、ミネラル、クロロフィル、アミノ酸などの必須栄養素や健康成分を多く含む、主に植物由来の食品として捉えられています」
つまり、食品分類や産地、含まれる栄養素などによる特定の基準はない、ということになる。だからといって、なんでもかんでもスーパーフードと呼んでいいわけではない。基準は、協会が定めた以下を参考にしてほしい。
<スーパーフードの定義(日本スーパーフード協会)>
◆栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
◆一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。
アメリカやカナダで注目され始めてから、30年以上の時を経て日本でもブームの波がやってきたスーパーフード。森さんは、その魅力をどこに見出しているのだろう。