FOODCROSS conference 2023展示会レポート(後編)~外食編~

セミナー・イベントレポート2023.12.25

FOODCROSS conference 2023展示会レポート(後編)~外食編~

2023.12.25

FOODCROSS conference 2023展示会レポート(後編)~外食編~

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フード業界の企業やひとを結ぶイベント『FOODCROSS conference 2023』が10月12日開催されました。今年のテーマは『デジタルシフト/テクノロジーの活用で「人の価値を最大化」~業界・地域・世代の垣根を超えて結ぶ』。東京の会場とオンライン配信で合計600名以上が参加し、フード業界が抱える人材不足や2024年問題などの課題解決に向けた出展社のサービスを体験しました。

出展社レポート後編では、出展した21社のうち、外食に関連する出展社の取り組みと想いを紹介します。

目次

勤怠・日次決算・人事、店舗に関わる情報を一元管理、分析

FLARO/株式会社flaro

株式会社flaroブースFLARO』は飲食店の重要な指標である売上、人件費、食材費をPOSシステム等と連携して自動収集し、日次決算・営業分析(FL比率やABC分析)を簡単に見える化する、飲食店専用日次決算プラットフォームです。システム連携で手入力や入力漏れのリスクを軽減し、集計業務を劇的に削減できます。また売上、仕入れ、勤怠など複数データの一元管理、社内のデータ統一化が可能です。

■出展者メッセージ

「スマホ一つで飲食店経営」を掲げ、売上・経費・出退勤などあらゆるデータの現状分析やAIによる予測から、店長は「今、何をすべきか」を考えて動けるシステムを目指しています。一番のセールスポイントは「見た目のわかりやすさ」です。仕入れデータは『BtoBプラットフォーム 受発注(※)』とシステム連携し取得でき、使い勝手が良く「使いたくなるサービス」をお届けします。

※1 『BtoBプラットフォーム 受発注』とは、従来の電話・FAX受注していたものを発注から支払い管理までデジタル化できるサービスです。

HANZOで飲食店経営に変革を

HANZO/株式会社Goals

株式会社Goals ブース株式会社Goalsは、飲食店向けの業務支援クラウドサービス『HANZO』を開発、提供しています。「フードビジネスの利益率とスケーラビリティを最高水準に」をミッションに掲げ、日本が世界に誇る「食」と、フードビジネスに関わる企業の生産性と持続性を最大化する仕組みを作ります。『HANZO』では、AIによる高精度な需要予測で、曜日や天候、季節トレンドも加味した、適正な発注管理を実現します。

■出展者メッセージ

過去のレジデータ、曜日、天気・地域情報(祭り・イベント等)をもとに、最適な発注量を『HANZO』が算出するので、店長やベテランスタッフにしかできなかった発注業務をどのスタッフでも行え、発注業務の負担だけでなく、食材ロスも削減します。店長は接客、スタッフとのコミュニケーションに時間を使えるようになり、スタッフと顧客の満足度もアップします。

リピート集客の“攻め”と“守り”を実現

リピつく/株式会社クリエイティブプレイス

株式会社クリエイティブプレイス ブース

リピつく』は、飲食店に特化したリピーター集客アプリで、弊社が培った飲食店経営の経験をフルに活かしたシステム/サポートが強みです。販促通知やアンケートなどのアプリ機能で、お店の改善とリピーターを増やします。毎日見たい数値をスマホで確認できるダッシュボード機能を備え、エクセル作業が激減します。導入後もしっかりと利益貢献ができるシステム・サポート内容となっております。

■出展者メッセージ

お客様の属性ごとにアンケートやクーポンを配信することで、再来店につなげるアプリです。アンケートの回答による再アプローチもできます。アンケートの回答結果や店舗の売上はダッシュボードに反映されるので、状況が一目で分かるとともに店舗改善や店長の人事評価などにも活用できます。

インバウンドの集客も接客もセットで対応!

SAVOR JAPAN、USENレジFOOD/株式会社USEN Media

インバウンド向けに日本独自の食材やメニューの魅力をプロが翻訳し、写真やPR動画でお店の魅力を伝えることで集客ができるグルメサイト『SAVOR JAPAN』と、店舗のモバイルオーダーシステムを連携しませんか?モバイルオーダーは『USENレジ』と連動できるので、外国語を話せるスタッフがいなくても、スムーズな接客とお会計で「おもてなし」を実現できます。翻訳メニューは印刷利用も可能です。

 

 

■出展者メッセージ

お客様のスマホでオーダーできるモバイル版は、安価で導入可能です。卓上に設置するタブレット版もあるため、メニューの写真と説明を見ながら楽しくオーダーしていただけます。また券売機を設置しているお店向けのサービスもございますので、外国のお客様の対応にスタッフが困る事もありません。オペレーションの不可を減らし、顧客サービスを充実していただきたいです。

トレタの飲食店DXで、お客様もスタッフもみんなが笑顔に

トレタ予約台帳、トレタ 0/X、トレタスタンプ/株式会社トレタ

株式会社トレタ ブース

予約トラブルの防止や業務効率化、顧客の情報を接客に活用しておもてなしの強化につながる『トレタ予約台帳』、注文から会計までお客さまのスマホで完結でき、ホールの業務を大幅に省力化できるだけでなくお店のこだわりも表現できるモバイルメニュー『トレタO/X』など、トレタの飲食店DXがお店を元気に、お客様を笑顔にします。また、紙とアプリのいいとこ取りの『トレタスタンプ』サービスも開始しました。

■出展者メッセージ

『トレタ予約台帳』は誰でも簡単に使えて予約事故を防ぎます。お客様の来店回数やお好みメニュー、アレルギーなども登録できるので、きめ細やかな接客ができます。モバイルメニュー『トレタO/X』は写真や動画で、生産者の声や料理に合うお酒なども表示でき、オーダー数もアップします。新サービス『トレタスタンプ』はお客様の来店データを取得できます。データの活用は無限大!トレタでリピーターを獲得してください。

仕事に没頭(botto)できるお店を作る、店舗内コミュニケーションツール

botto/株式会社botto

 株式会社botto ブーススタッフの声をお店づくりに反映してリアルコミュニケーションの質を向上させるツールで、スタッフの主体性を引き出しお店が抱えるコミュニケーション課題を解決します。店長もスタッフも、コミュニケーションが取れると働くことが楽しくなり、それはお客様にも伝わります。スタッフが仕事を楽しみ、お客様に居心地のよいお店に。そんな世の中に変わる一助になりたいと考えています。

 

 

■出展者メッセージ

コミュニケーション不足、学ぶ機会の損失が飲食店の離職率を高めています。『botto』はコミュニケーション不足解消を目的とした、店長とスタッフのコミュニケーションツールです。スタッフは「今日の振り返り」を書き、店長もしっかりスタッフを見つめることで、店長・スタッフともに成長できるツールでもあります。それはお店の成長にもつながります。リファラル採用が増えたというお客様の声もいただいています。

「ありがとう」でエンゲージメントを高め、強固な組織を

THANKS GIFT/株式会社TakeAction

 株式会社TakeAction ブースエンゲージメントとは、従業員の会社に対しての愛着や思い入れと定義し、従業員と組織が一体となってお互いに成長し合い、絆を深めることを意味します。『THANKS GIFT』は理念の浸透、承認・称賛文化の醸成、部署間の連携強化などを通し、より強固な組織をつくるとともに、離職を予防するエンゲージメントプラットフォームです。

 

■出展者メッセージ

日常的に『THANKS GIFT』を使うことで、会社の理念や熱意が伝播しやすくなります。会社の想いが伝わると、組織が見えてきます。その上で従業員の働きを承認すると、やる気も満足度も高まり、会社や仕事が好きになります。頑張っているのに評価されていないと感じている従業員にサンクスカード、困っていそうな従業員にチャットで声がけしてください。離職防止にとどまらず、リファラル採用にも効果を発揮します。

スタッフの新たな仲間としてともに働く配膳ロボット

OriHime/株式会社オリィ研究所

株式会社オリィ研究所 ブースオリィ研究所は、コミュニケーションテクノロジーで人類の孤独を解消することを目指しています。『OriHime』は、身体的・精神的・環境的要因で行きたいところに行けない人の、もう1つの身体となる分身ロボットです。『OriHime』を使うことで、遠隔でコミュニケーションを伴う業務などを行うことができ、現在は日本橋にある「分身ロボットカフェDAWN ver.β」を中心に、飲食業など様々な業界でご使用いただいております。

■出展者メッセージ

『OriHime』は配膳ロボット、AIロボットとは違います。『OriHime』にはパイロットがいて、『OriHime』を使って働いています。様々な要因で外出できない・時間を作れない人が、『OriHime』で社会とつながっているのです。ロボットは人手不足には足りますが、『OriHime』は人の孤独を救っています。働きたいのに働けない人のため、今後さらに多くの業界・業種で活用いただけるよう機能を追加していきたいと考えております。

飲食店に、もうひとりのマネージャーを

V-Manage/株式会社Restartz

株式会社Restartz ブース店舗への指示、タスクのチェック、新人教育、衛生管理などすべて『V-Manage(ブイマネージ)』に任せましょう。『V-Manage』は、誰でも簡単に導入でき、飲食店経営における店舗運営の課題をワンストップで解決し、理想的な店舗運営を実現するためのツールです。マニュアルもアプリ内で管理できるので、従業員の教育体制の強化と、省人化しながら複数の飲食店管理が可能です。

■出展者メッセージ

タスクチェックを繰り返すことで、業務の要・不要が見える化され、正しいオペレーションが伝わり店舗運営の基準を作ることができます。またレポートとダッシュボード機能により、店舗にいなくてもいつでもお店の状況を把握することが可能です。マネージャーや本部が担っていた指示業務を『V-Manage』を介してスタッフに共有することで実施の有無を簡単に把握することができ、また、各店舗の運営状況がデータ化され課題分析が可能になり、お客様へのサービス向上を支援します。

設置するのはカメラだけ。スマホ・PCでお店が見える

Safie/セーフィー株式会社

セーフィー株式会社 ブースSafie(セーフィー)』はカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1(テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より)のサービスです。あなたの「目」の代わりになって、現場巡回の削減、販促効果の見える化、スタッフの接遇改善を実現します。

■出展者メッセージ

本部スタッフ臨店にあたり、事前に店舗の状況を把握したり、臨店回数を削減したりすることができます。また「店舗の今」を確認し、本部から指示を出せるため、お客様へのサービス向上・オペレーションの改善にもつながります。カメラとAIが連動して人の滞留・エリア内の人数を確認することもできるため、飲食店に限らず様々な現場でご活用いただけます。

業務用食洗機の光熱費を大幅削減

食洗機用熱回収機/株式会社MiKuTAY・株式会社アイガヴァー

株式会社アイガヴァー ブース

MiKuTAY食洗機用熱回収機』は、今まで捨てられていた食洗機の排水(約65℃)の「熱エネルギー」を回収・再利用し、水道水の加熱に利用する「熱循環システム」です。加熱された水道水を食洗機に給水することで、業務用食洗機の光熱費を大幅に削減する、高効率のエネルギー循環を実現しました。ほぼすべての業務用食洗機に適用可能で、コンパクトで取り付けも簡単です。

 

 

■出展者メッセージ

食洗機から排出される洗浄後のお湯は、通常そのまま下水に流されますが、実は洗浄後の温度は65℃もあります。『MiKuTAY食洗機用熱回収機』は、食洗機の排水の熱を「食洗機の水を温める」ために再利用します。毎回の洗浄でCO2と光熱費を大幅に削減できます。施工料もかからず約30分程度で設置完了するので、すぐに使うことができます。

油ハネ・酸化劣化・清掃・濾過など、揚げものの悩みを一掃!

クールフライヤー/クールフライヤー株式会社

クールフライヤー株式会社 ブース

クールフライヤー』は、油の劣化・油ハネの原因となる「揚げカスや不純物の炭化」「油槽内で加熱された水分の気化」を解消しました。油の劣化を大幅に抑えるため、油が新鮮な状態で長持ちします。油煙・オイルミストの発生も大幅に抑制するので、ダクトを含む清掃の煩雑さも軽減すると同時に、調理中の火傷リスクも大幅に低減します。濾過機不要で、調理終了後の片づけも楽になります。

■出展者メッセージ

揚げ油が酸化しにくいので、油の使用量をおおよそ半分以下に削減できます。(揚げ調理内容や使用条件に依存します)油切れがよく、表面はサックリ揚がって中身はジューシー、油っぽくなりません。油ハネしないのでフルーツ等の水分の多い食材も揚げられます。新たなメニュー開発にお役立てください。フライヤー周りも汚れず、調理後の片付けや清掃も楽になるうえ、面倒な濾過も不要です。フライヤーに関する面倒事が一気に解決します!クールフライヤーは販売もリースもご用意しています。

飲食店とメーカーのマッチングを目的とした展示会

焼肉ビジネスフェア・居酒屋JAPAN・外食ソリューションEXPO/居酒屋JAPAN

私たち『居酒屋JAPAN』は、「~居酒屋の未来を創造する~居酒屋の居酒屋による居酒屋のための展示会」をテーマに、「居酒屋甲子園」「日本居酒屋協会」「繁盛店への道」など居酒屋業界の発展に取り組む団体や、業界に特化した専門誌「日本外食新聞」と連携し、全国の飲食店勉強会や業界団体20団体以上にご協力いただき開催しています。

 

 

■出展者メッセージ

2024年の『居酒屋JAPAN』は1月17日(水)、18日(木)に東京で、7月2日(火)、3日(水)に大阪で開催します。外食業界に向けた最新商品や情報が集結し、食材・店舗・経営に関する出展企業様と飲食店様をつなぎます。多くの企業様の出展と飲食店様のご来場をお待ちしております。

外食への“想い”をフード業界の未来へ“つなぐ”

『デジタルシフト/テクノロジーの活用で「人の価値を最大化」~業界・地域・世代の垣根を超えて結ぶ』をテーマとして、業種を越えたコミュニケーションの場となった『FOODCROSS conference 2023』。今回は、外食関連企業の取り組みについてご紹介しました。業務効率化、省人化、環境配慮、光熱費の削減、コミュニケーション機会の創出など、様々なポイントに着眼し、そして業界の垣根を越えて共に取り組んでいる様子がたくさんうかがえました。

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