アルコール離れ・人口減少の時代に、ひとまいるが描く持続可能な成長戦略

セミナー・イベントレポート2026.04.13

アルコール離れ・人口減少の時代に、ひとまいるが描く持続可能な成長戦略

2026.04.13

1.オフィス向け食育サービスとの連携

設置型社食サービスを提供する「ESキッチン」様との事例では、単なる配送にとどまらない付加価値を提供しています。当社の配達員は、商品をオフィスへ届けるだけでなく、専用ショーケースへの補充や陳列、さらには棚卸や在庫チェックまでを一括して引き受けています。これは、当社が長年飲食店の冷蔵庫内へ直接納品してきた「カクヤス流」の現場対応力を応用したものです。

2.焼肉チェーン様との循環型配送

首都圏で複数店舗を展開する焼肉チェーン店様との事例では、セントラルキッチンから各店舗への食材配送に加え、店舗から本部へ書類を回収する「本社便機能」を提供しています。また、店舗の鍵を預かることで、不在時でも冷蔵庫内へ直接納品する「鍵預かり納品」を実施しており、店舗側の検品作業や待機時間の削減に貢献しています。

3.飲食店向け青果卸様との配送

飲食店向けに新鮮な青果を納入する卸売業者様との事例では、当社の拠点を「一時冷蔵保管場所」として活用いただいています。夕方以降に出勤される飲食店スタッフ様の要望に合わせ、預かった野菜を各拠点から最短1時間枠の指定で配送いたします。これにより、鮮度を保ったまま必要な時間にお届けすることを実現しました。
これらの事例において、切り替え時のクレームが一切発生していないという報告を受けており、当社の配送スタッフが培ってきた現場対応力の高さに自信を深めています。

物流センターの拡充と3温度帯への対応

有償配送の受け入れ能力をさらに拡大するため、当社は「平和島物流センター」に、3温度帯(冷凍・パーシャル・冷蔵)対応の設備を構築中です。この新設備により、生鮮食品や冷凍食材の取り扱いが本格化いたします。
これまで酒類やドライ品が中心だった当社のプラットフォームに、肉や野菜といった生鮮食材が加わることで、皆様は一箇所への発注で多くの食材を揃えられるようになります。これは皆様の事務作業の効率化につながるだけでなく、社会全体の物流効率化にも寄与するものと考えています。

需要創造への挑戦。日本酒文化を守る「酒ハイ」と「初しぼり」

供給サイドである物流の維持と並行して、当社は需要サイドである酒文化の継承と新たな需要の創造にも注力しています。

若年層や低アルコール嗜好の皆様へ向けた提案として、日本酒を炭酸水で割る「酒ハイ」を推奨しています。アルコール度数をビールと同程度の7%程度に抑えることで、食中酒としての新たな日本酒の選択肢を広めています。

また、当社のネットワーク価値を象徴する取り組みとして、元日の早朝に搾ったばかりの生酒をその日のうちにお届けする「元日初しぼり」を長年継続しています。これは、独自の物流ネットワークを持つ当社だからこそ実現できる特別な価値体験です。さらに、毎年5月には260社以上のメーカー様が集結する展示会「KAKUYASU DEXPO」を開催し、生産者様と飲食店様を繋ぐ架け橋としての役割を担っています。

社会インフラとしての物流プラットフォームへ

当社が目指す姿は、お酒を通じて豊かな文化を守る酒類販売企業としての顔と、ラストワンマイルを武器に物流課題を解決するプラットフォーム企業としての顔を併せ持つことです。

ドライバー不足や市場縮小という厳しい環境下において、当社は自らが培ってきた「当たり前のサービス」を広く社会へ提供することで、持続可能な未来を描こうとしています。当社の物流プラットフォームを戦略的にご活用いただくことで、皆様の店舗運営の効率化と付加価値向上に貢献できれば幸いです。

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