OCRとは?
OCRとは、「Optical Character Reader(Recognitionとする場合もある)」の頭文字を取った略語のことです。
PDFや画像のデータ、紙のスキャンデータから文字部分を認識し、テキストデータに変換する光学文字認識機能のことを指します。
OCR機能とは?
近年のペーパーレス化の流れにより、データによるやり取り(DtoD)が増えていますが、多くの事業者は発注書や請求書のやり取りを紙で行う場面があります。
自社はデータでやり取りをしたいが、取引先は紙でやり取りをしたい場合に活用できるのがOCR機能です。事業者向けのサービスの中には、FAXから文字データに変換する「FAX-OCR」や、AIが学習して読み取り精度を高める「AI-OCR」などがあります。
OCR機能を使うことで、発注書や請求書の書類のデータ化や入力業務の効率化ができ、業務改善効果が期待できます。データ化し、テキストデータとして保持することができるため、PDFやドキュメントファイルへの書き起こしだけでなくシステム内で検索することもできるのがメリットです。
FAX-OCR機能とは?
FAX-OCR機能とは、取引先から送られてくる発注書などのFAXをOCRでデータ化できる機能です。
自動でデータ化してくれるのがメリットです。その反面、システムによっては従来のFAXから書式や受けるFAX番号を変更する必要があるため、使用には注意が必要です。
FAX-OCR機能を持った受発注システムに『TANOMU』というサービスがあり、こちらはLINEを用いて取引先から受発注できるようになります。LINE、FAXで発注する取引先が多い場合は、『TANOMU』のFAX-OCR機能を使うことで効率化できます。
AI-OCR機能 とは?
AI-OCR機能とは文字の読み取りをする機能で、従来では読み取れなかった文章を、AIのディープラーニングによって補完する形でテキストデータにできます。従来のOCR機能では不安があった文字認識の精度が格段に向上しています。
その反面、サービスによっては特定の書式しか対応していないことがあったり、金額が比較的高かったりするため、導入する際には細心の注意が必要です。
『BtoBプラットフォーム 受発注ライト』というサービスでは、オプションとして『AI-OCR機能』があります。『BtoBプラットフォーム 受発注ライト』の商品マスタ情報と紐づけて商品を特定し、基幹システムへのデータ連携も可能です。
また、発注書の書式指定が不要でFAX番号の変更が必要ないのもメリットです。取引先からの発注書をそのままデータとして流すことができるため、受注作業にかかる時間の大幅削減が期待できます。
飲食業界でも見かけることが増えてきたOCR機能! 紙や取引先からのFAXをデータ化できる便利な機能なんだね!
受注業務や請求処理をペーパーレス化するためにもFAX-OCR機能やAI-OCR機能を持っているサービスを検討してみよう!