PB、NBあわせて800品あまりの商品に必要な原材料は2~3000品ありますが、情報を管理していても、大豆の仕入先などがいつの間にか変わっていることがあります。弊社に変更の連絡がない場合もあるので、年に1度は原材料の規格書をすべて取り直して確認しています。また、アレルゲンの有無などが変わる場合もあります。命に関わることですので見直していますが、たいへん負荷のかかる作業でもあります。(代表取締役社長 長嶋氏)
原材料の魚の産地が変わったり、会社が合併して名前が変わったりといったケースで、時には最新情報を仕入れても3ヶ月ほどで更新することもあります。ひとつの原材料が変わると、その原材料を使っているすべての商品の情報を変更しなければなりません。(品質管理室規格管理チームサブリーダー 山田氏)
【Q】商品の情報はどのように管理されていますか?
商品規格書の管理システム『BtoBプラットフォーム規格書』を使って、情報をまとめています。それまではすべてエクセルで管理していたため、必要な情報がどこにあるのか、どれが最新なのかを見極めるのが大変でした。システムで管理すると、検索機能もあって便利です。お客様から、このメーカーのものを使っていませんか、この産地の原材料を使っていませんか、といったお問い合わせをいただく場合でも、瞬時に検索できるので、かなり時間が短縮できています。パート勤務の者も、特に問題なく操作しています。(品質管理室 規格管理チーム 板倉氏)
また、情報変更のあるひとつの原材料が30品に使われていれば、30品ひとつひとつのファイルを開いて更新する作業が必要でした。今はマスタ情報を更新するだけで、同じ原材料を使っている規格書は一括更新される『原材料マスタ機能』を使っているので、とても楽になっています。
提出先の指定するフォーマットにあわせて、エクセルや複数のシステムも使っていますが、『BtoBプラットフォーム規格書』にはよく使う商品の規格書はあらかじめ登録しているので、依頼が来ればすぐに出せて対応時間の短縮にもなっています。システムを使わなければエクセルの項目をひとつひとつコピーしていたので、転記ミスのリスクもありました。(品質管理室規格管理チームサブリーダー 山田氏)