藤一番の食の安全・安心を支える、セントラルキッチンの取り組み

卸・メーカー2018.02.13

藤一番の食の安全・安心を支える、セントラルキッチンの取り組み

2018.02.13
Dクリエイツ 生産部 次長

ここ数年で食の安心・安全に対して、消費者の関心は一気に高まったと感じています。大手企業の異物混入事故が相次いだことも一因でしょう。自主回収を何万個といったニュースも日々世間を賑わせています。企業としては、事故を起こさない徹底した管理が必要なんです。

セントラルキッチンの利点は、商品を均一の質でお客様のもとにお届けできること。我々はその点に強い自信をもっています。加えて、アレルギーや原産国といった情報を統一した形で店舗に提供できること。万が一店舗で何か問題があっても、いつ作ったか、どのロットか、追跡することができるのも問題の拡大を防ぐ為に大切なことだと考えています。(Dクリエイツ 生産部 次長)

あやふやなアレルギー情報の精度を高めるデータ管理

【Q】アレルギーや原産国などの情報はどのように管理されていたのでしょうか

Dクリエイツ 商品開発部 課長代理

商品規格書を使って管理していました。自社のエクセル書式でメーカーさんに提出を依頼することが多かったです。

商品規格書の管理で大変なのは、メーカーさんが弊社書式での規格書を作成するまでに相当な時間がかかるということと、もし届いた規格書に記入漏れがあれば再提出してもらわなければならないことです。しかも電話で連絡してお願いしていたので、担当者がいらっしゃらない場合はさらに遅れてしまいます。商品規格書の依頼から1週間で回収できれば早いほうで、時には数ヶ月かかることもありました。

あとはDクリエイツでは自社で発注した商品しか管理できていないことも課題でした。例えばラーメンのトッピングなど、セントラルキッチンを通さず藤一番各店から直接問屋さん等に発注された商品の場合は規格書の管理から漏れてしまい、店舗でアレルギーに対するお問合せに正解な回答ができないこともありました。

藤一番で商品を提供する以上は、セントラルキッチンでの製造品以外もきちんと管理してお客様からの問合せに対応するべきという、現場の声やニーズは日に日に高まる一方だったのです。規格書のシステム化を検討したのはそのころです。そして、2013年に規格書の管理に『BtoBプラットフォーム規格書』を導入することにしました。(Dクリエイツ 商品開発部 課長代理)

【Q】システムの導入によって、課題はどのように解消されましたか?

まず感じたメリットは、規格書の回収速度が上がったところです。システム化によって独自のフォーマットではなく、『業界標準フォーマット』という業界内で共通になりつつある書式で管理できるようになったことが大きいと思います。(Dクリエイツ 商品開発部 課長代理)


BtoBプラットフォーム規格書

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