また、これまでの紙ベースの規格書は独自の仕様だったため、提出先の百貨店によって足りない項目があり、再提出となる事態も発生していました。BtoBプラットフォーム規格書が業界標準フォーマットに対応していたことで、このようなことはなくなっています。
必要な項目があらかじめ用意されているうえに、他社が提出する規格書でも多く使用されているとあって、百貨店にも良い反応をいただいています。(田名網氏)
テイクアウト商品の食品表示ラベルにも、商品規格書を活用
【Q】惣菜の販売店では、どのような対策をしていますか
テイクアウトの惣菜商品は、食品表示として原材料、添加物、アレルゲン、栄養成分などの記載が義務付けられています。こういった情報も、すべて規格書をもとに作成しています。特にカロリーは、お客様からメールやお電話でのお問い合わせが多くなっているので、迅速な対応が求められます。
現状は、栄養計算ソフトでカロリーを算出しているのですが、なにぶん商品数が多いので…。まずは情報の収集と整理が先決となり、これからの課題ですね。(和多田氏)
今後、加工食品では原料原産地表記が義務化されるため、この対応も見据えています。当社では、毎年おせち料理を自店内で調理して販売しているのですが、現在(3月)、すでに来年度の準備を始めています。まずは来年のおせち販売までに、改正後の制度に従った表示の実現に取り組む予定です。おせち料理は、数年前に起こった海老の偽装表示事件以降、百貨店で食品管理基準のハードルが高くなっていますので、これをクリアできれば自信につながります。しっかり準備して、今後ますます食の安全に取り組んでいきたいと考えています。(内田氏)
銀座アスター食品株式会社
住所:東京都品川区西五反田2-11-8 学研ビル12F
電話:.03-3492-0671
事業内容:中国料理レストランの経営およびお持ち帰り用の中国料理の加工販売
公式HP:http://www.ginza-aster.co.jp/