“おいしいパンを通じて、たくさんの人に笑顔をお届け”をモットーに
【Q】老舗ベーカリーとして営まれていますね。
代表取締役 加藤康央氏:当社の創業は昭和23年で、小麦や製造方法にこだわり抜き、種類豊富で芳醇な味わいが楽しめるパンを作り続けています。名古屋市内を中心に全国200社以上のホテルやレストラン、結婚式場、高級スーパー様などに「ちょっと特別な時のパン」をお届けしています。直営店舗「KANIEベーカリー」もご好評いただいております。
パンのプロフェッショナルとして、市内のお客様には焼きたてパンを、市外のお客様には冷凍パンを、もっとも美味しく召し上がっていただけるように様々な工夫をしております。
FAX・電話による「食パン」の受注にひと苦労
【Q】『TANOMU』を導入するきっかけは何だったのでしょう?
代表取締役 加藤康央氏:業務プロセスの効率化を図るための重要な選択肢と考えていました。以前の受注方法はFAX6割、留守番電話3割、電話1割という割合でした。FAXではお取引先様ごとにばらばらな形式のため、注文をまとめる作業が本当に大変でした。納品希望日も書いてないこともあり、商品名もニュアンスで「食パン」と書かれているので、何の食パンか商品特定するのに過去の注文履歴を見て商品特定するのです。この作業にとても時間がかかっていました。
さらに、当社は売上などをシステムで管理していて、取引先や商品名はすべてコードで入力する必要があります。しかし、FAXにはお店の名前も商品名もすべて日本語で書かれているので、コードに結びつけるまでにも時間がかかる問題がありました。
そんな中、もともとインフォマートの受発注システムを利用していたこともあり、インフォマートでまとめたらいいなと思い『TANOMU』の導入を決めたのです。
【Q】導入効果はいかがですか?
加藤怜子氏:もっとも解決したかったアナログ受注からの脱却ですが、現在8割がデジタル受注になりました。何よりも受注の入力ミスが減ったことが一番良かったところです。
また、事務のメンバーは定期的に変わることがあるのですが、 新しい従業員が入社しても非常に効率よく覚えていただけるので、 時間短縮にもつながっています。今までの作業はどうしても商品コードと商品名を覚えている必要があったなど、属人化していたのです。そういった課題が軽減できました。
リードタイムの観点でも、「冷凍便」「市内便」などがあり、商品や取引先それぞれの設定をしているのですが、 FAXや電話だと期日外でもお客様の意向に沿うしかありません。その場合、製造との絡みで、製造部の方が困ると言われていました。『TANOMU』導入後はお取引先様ごとに合ったリードタイムの設定ができるので、コントロールがしやすくなった点もすごくよかったです。
また、休業のご案内や、新商品をお知らせすることは今まであまりできていなかったのですが、『TANOMU』のメッセージ機能ですごく気軽に情報発信できるようになりました。この機能でお取引先様との距離が縮まったと感じています。
株式会社カニエフードサービス
所在地:愛知県名古屋市中川区玉川町1丁目1-1
設立:平成14年4月(創業:昭和23年)
代表者:代表取締役 加藤 康央
公式ホームページ:https://kaniefood.com/