「ビフテキ290円」がSNSで話題に
【Q】2016年8月に出店されたBEEF KITCHEN STANDは、オープン後すぐに話題になったそうですね。
オープンから2週間を迎えたある日、いきなりお客様がなだれ込むように押し寄せて。『なんで急に?』と思っていたら、バイトさんが『ツイッターですよ』と。
ビフテキ290円、メニューは100円からという価格がSNSやネットニュースで広まり、13.5坪の秋葉原店はすぐに月商800万円を超えました。
【Q】名物ビフテキは290円ですが、低価格で出せている理由は?
ステーキ屋とハンバーグ屋の市場って、競争の激しいいわゆるレッドオーシャンなんです。既存の大手ステーキチェーン店やファミレスのようなステーキ&ハンバーグの食事業態、お肉がメインで、ステーキを食べながらワインを飲む肉バルの業態と争うと本当に厳しい。
でも僕らの場合は、お酒の「つまみ」としてステーキやハンバーグがあるんです。通常のステーキ店の原価率は50%くらいですが、うちは飲み屋なので、肉のポーションも少なめ。ランチをやっていない店だと、原価率は30%くらいに抑えられます。そういう意味でも、既存のステーキ店とは別の業態として戦えているわけです。
【Q】メニューにはどんな特徴がありますか?
僕自身が、365日飲んでいるほど「のんべえ」なので、お酒好きだったらこういうのが嬉しいなっていうメニューにしています。肉もそうですが色んなものを少しずつ低価格で注文できる。その中でも商品開発会議を通して、毎月新しいメニューを考えています。