居酒屋のスタッフ仲間でゼロからのスタート。鮮魚専門居酒屋への業態革新
きっかけは、同じ居酒屋に勤務していた仲間が集まり、居酒屋運営の会社を立ち上げた事から始まる。
「20歳そこそこの若い男が集まって、これからの人生をどうするか話した結果が“自分たちで店を経営しよう“という事だったんです。本当に勢いだけで始めましたね。経営に関する知識はゼロからのスタートだったと思います」
実は『俺の魚を食ってみろ!!』の前にも、創業メンバーで居酒屋を開業したことがあったそうだ。客単価は4000円前後、新鮮な刺身、白金豚、日向地鶏などを安く提供する総合居酒屋だった。しかし、価格設定や素材には問題がなかったにも関わらず、経営は軌道に乗らなかったという。
「3ヶ月に1回来てくれる方はいても、週に1回来てくれるようなコアなリピーター層がいませんでした。良い素材を安く提供しているのに、なぜだろう?ふと立ち止まって考えた時、自分たちの店の“ウリ”がお客様に全く伝わっていないと気付きました。そこでもっと分かりやすい“メリットに特化”した業態を作ろうと考えたわけです」