『俺の魚を食ってみろ!!』は今後スタッフの独立支援を優先的に、店舗を拡大していく予定だ。そのための出店ノウハウをパッケージ化しているという。
「厨房機器はリースを活用しようとか、物件契約も間に当社が入ることで初期費用を低く抑えられるとか、内装以外の面でも色々とサポートすると、大体200万円程度の初期費用で出店できるんです。それを当社が負担するので独立そのものでは会社は儲かりませんが、店が増えることで都市部でのブランド価値が高まります。今後はそのブランド力を活かしてローカルエリアへも出店していきます」
しかし客単価4500円の居酒屋経営は、ローカルエリアでは難しい。そこで、2015年11月、東京・亀戸に新業態としてオープンさせたのが、創作魚料理バル「THE FISH CLUB」だ。鮮魚料理は全品500円以下で、客単価2500円。家賃が安い分、魚の品質も維持できるという。このほか、海外出店向けの別業態も視野に入れ、エリアごとに業態を変えながらの店舗拡大を目指す。
さらに経営形態に関しても徹底したコストダウンを行っている。
「基本的に、本部の人間は置いていません。経理も財務も全てプロの方にアウトソーシングして、結果的にコストダウンにつながっています。他をコストダウンした分はとにかくお客様に還元できるように、メニュー開発や食材に投資していきたいと思っています」
店名に込めた熱い思いをベースに自慢の魚で勝負する動きは、今後もますます活発化していきそうだ。
俺の魚を食ってみろ!! 神田分店(株式会社BC&BF)
住所:東京都千代田区神田多町2-2-3 1F
電話:03-3525-4208
お話:株式会社BC&BF 専務取締役 岩﨑大輝様