HBMS (Hiroshima Business and Management School:県立広島大学大学院経営管理研究科)は、2016年4月、広島に開設しました。日本の地域あるいは世界で求められる次世代型リーダーの育成、輩出を目的とした働きながら学ぶ社会人のためのビジネススクールです。2021 MBAサマースクールでは「組織・人事管理」「経営戦略」「マーケティング」の3つの科目を開講し、オンラインで受講いただけます。それぞれの科目は入門編となり、社会人の方をはじめとし、育休や子育て中で現在休職中の方、経営・起業に興味関心がある大学生など幅広い方を対象としています。1科目以上受講された方には受講証明書を発行します。変容する社会情勢の中、新しい時代を動かしていくリーダーにとって、必要なスキルや技術をビジネススクールで学んでみませんか?全国からのご参加をお待ちしています!
対象者
社会人の方
育休や子育て中で現在休職中の方
経営・起業に興味関心がある大学生・大学院生
内容
10:00~10:25
オリエンテーション
担当 江戸 克栄(県立広島大学大学院経営管理研究科 専攻長/教授)
内容 HBMSの概要、MBAサマースクールについてお話します。
10:30~12:00
組織・人事管理入門 ~ 感染症リスク社会における企業・人材・働き方
講師 木谷 宏(県立広島大学大学院経営管理研究科 教授)
内容 新型コロナウイルスの拡大によって、組織や働き方は大きく変わりつつあります。これからの企業経営においては、世界同時不況などの「経済的な環境変化」、DXなどの「技術的な環境変化」、国際紛争などの「政治的な環境変化」、そして少子高齢化などの「社会的な環境変化」に加えて、自然災害や感染症リスクといった「自然的な環境変化」を視野に入れることが不可欠です。
講義では、感染症リスクが組織に与える影響を様々な方向から分析した上で、今日における組織と人材マネジメントの課題を抽出し、その解決策を考えていきます。
13:00~14:30
経営戦略入門 ~ 勝つための経営戦略
講師 毛利 信作(県立広島大学大学院経営管理研究科 教授)
内容 経営計画は企業戦略、事業戦略、競争戦略等に体系化されますが、どう立案すれば「勝てる経営戦略」になるのでしょうか。
講師は35歳の時 アメリカで瀕死の状態にあった食品会社の立て直しの命を受け社長として送り込まれました。
経営の何かを全く知らない同氏とって会社経営は難航を極めましたが、2回計11年半の経営で会社は売上、利益、企業価値の全てにおいて驚異的な飛躍を成し遂げました。
その後日本に戻り大手商社の経営幹部として実績を残し、加えて多数の企業で社外取締役も務めた同氏に「経営の要諦は何か」を、学術的経営計画の枠組みに沿いながら、実践的な経営戦略の立案と実行の実際をやさしく語ってもらいます。
14:40~16:10
マーケティング入門 ~ 変わらないマーケティング、変わるマーケティング
講師 江戸 克栄(県立広島大学大学院経営管理研究科 専攻長/教授)
内容 時代とともに企業が行うマーケティングは変化してきました。最近では、新型コロナウィルスの流行や気候変動による災害によって、人々のライフスタイルや意識が変わり、企業のマーケティングにも変化の兆しが見られます。一方で、マーケティングの原点は生活者とその環境を観ていくことに変わりはありません。つまり、マーケティングでは「変わりゆくもの」と「変わらざるもの」があるわけです。
この講座では、時代を超えた不変のマーケティングの基本原則を考えながら、次の時代の新しいマーケティングのあり方について理解を深めていきます。
講師プロフィール
講師 江戸 克栄(県立広島大学大学院経営管理研究科 専攻長/教授)
東京生まれ。慶應義塾大学大学院商学研究科商学専攻後期博士課程単位取得後退学の後、文化学園大学教授などを経て、2016年県立広島大学へ着任し、HBMS専攻長に。専門分野「マーケティング、マーケティングリサーチ、消費者行動」の知識と実績を活かし、地域ブランディングなど地域活性化のための研究に取り組む。2018年マーケティングの手法を応用して実践的な防災システムを開発する「防災社会システム・デザイン プロジェクト研究センター」を設立。また20年前から取り組んできた画像をリサーチに活かす「ピクチャマイニング」にも力をそそぐ。
木谷 宏(県立広島大学大学院経営管理研究科 教授)
広島県呉市出身。東京大学経済学部卒業、食品企業入社。ジョージ・ワシントン大学ビジネススクール留学(MBA)。米国現地法人社長、本社人事部次長、経営企画部長を歴任し、学習院大学経済学部特別客員教授、麗澤大学経済学部教授を経て2016年より現職。専門分野は、人的資源管理論、働き方改革、ダイバーシティ・マネジメント。
厚生労働省「治療と職業生活の両立等支援対策事業」カ゛イト゛ライン作成委員会座長(2014-2018年)。
広島県働き方改革実践企業認定審査委員会 委員長(2016-2020年)。
広島市男女共同参画審議会 会長。 博士(経営学)。
著書に『「人事管理論」再考 多様な人材が求める社会的報酬とは』生産性出版(2016)ほか。
毛利 信作(県立広島大学大学院経営管理研究科 教授)
早稲田大学政治経済学部で国際政治を専攻。三菱商事農産部に入社し、政府によるアジア、アフリカ向け食糧援助を代行し世界各国を歴訪。その後渡米しSeamark Foods, Inc. とTH Foods, Inc. でPresident & CEOを歴任。三菱商事帰任後、農産部長、関西支社食料部長を務める。2015年三菱食品で取締役常務執行役員酒類事業本部長、同関西支社長として酒類事業の改革、大型物流センターの立上げ等、経営を主導。2021年県立広島大学へ着任。三菱商事時代には、アジアにて複数の食品会社を立ち上げた他、M&Aも手掛ける。サラダクラブ、日東富士製粉、日糧製パン、上海ヤマザキ等、国内外で社外取締役の他、神戸検疫協会会長や流通業界の幹事も務めた。
開催日時
2021年8月7日(土) 10:00~16:10
開催方法
オンライン Zoom(要事前申込・事前登録)
ZoomのURLは締切日の8月6日(金)にメールで送ります。
申込締切 令和3年8月6日(金)15:00
申込方法 「申込フォーム」からお申し込み下さい。
https://mba.pu-hiroshima.ac.jp/ja/events/archives/6494
※受講証明書はMBAサマースクール終了後に郵送いたします。希望される方は、申込みフォームのQ11・Q12でご住所を入力いただきますようお願いいたします。