冬がメインの商品ではありますが、春夏のシーズンも置いていただける売り場が増えています。鍋はもちろんですが、炊き込みごはんや茶わん蒸し、炒め物の味付けなど普段使いができるという訴求をしたことで、年間を通して取り扱っていただけるようになりました」

意外な反響があったのはアウトドアシーン。『プチッと鍋』はキャンプや登山をする際に温かい料理をおいしく作れると重宝されている。小さなポーション容器１個で済むので荷物にならず、液体ならではの使い勝手のよさもある。消費者自身が様々な用途で使いこなし、想定外の広がりを見せている。

こうした流れを汲み、鍋つゆ以外にもラインナップを増やした『プチッと調味料』シリーズを展開した。焼いた肉にかける『プチッとステーキ』や、2つのごはんメニューが作れる『プチッとごはんズ』など、時短にも役立つ調味料を揃えている。『プチッと鍋』と同様、１個で1人分のポーション容器を採用し、単身者だけではなく、家族それぞれが自分の好みで楽しめる“個食”調味料として使えるよう開発された。

「私たちのミッションのなかには、鍋を年間の料理に広げていきたいという思いがあります。専用調味料ではなく、汎用調味料のようなイメージでお客様にお使いいただけるとうれしいです。今後もお客様の生活に寄り添った『プチッと調味料』を、時代のニーズに合わせてさらに進化させていきたいと思います」