「部位やサイズによっては比較的早くお出し出来るものもあるのですが、5分や10分でというわけにはいきません。そこで、オードブルや生ハム、ユッケ仕立てなどメインのステーキ以外でも熟成肉を楽しんでいただける軽めのサイドメニューを揃えました」
ワインとの相性は言わずもがな。ちょこちょこつまんでいる間に最初のボトルが空き、ステーキの焼き上がりとともにもう一本となるケースがほとんどだそうだ。
「やっぱりお肉とワインは合いますから。その辺りは、財布の紐を緩めていただくための戦略といえば戦略です」
そう徳山社長は笑うが、客単価は大人数での利用なら存分に飲んで食べても1人5000円でお釣りが出るというレベル。熟成肉の専門店としては、破格の安さである。
「とにかくうちの熟成肉を一人でも多くの人に食べてもらいたい、その一心で走り続けます。『もっと商売のことを考えろ』と言われることもありますが、今それを考えると絶対に心がブレてしまいますから(笑)」
すでに熟成肉を専門に扱う業態としては、日本一の店舗数となっている「听(ポンド)」というブランド。しかし、目指す所はもっと先にあるようだ。
「まだまだ店舗は拡げます。和牛の熟成肉を一過性のブームで終わらせず、文化として根付かせたいんですよ。そのためにはやっぱり47都道府県全てに店を作って、全国どこにいても美味しくて安い『听』の熟成肉を気軽に食べてもらえるようにしたいですね」
株式会社T.Sコーポレーション
住所:〒601-8025 京都市南区東九条柳下町51-5 電話:075-748-8829
お話:株式会社T.Sコーポレーション 代表取締役 徳山哲大様
公式HP:http://www.ts-corp.co.jp/