学生の頃に「天職」と感じた飲食との出会い
【Q】飲食業と出会ったきっかけは何でしょうか。
昔から飲食店でアルバイトとして働いていました。大学生の時に働いていたのが、創業間もないプロントの1号店で、経営の仕組みから作っている時期だったんです。私もアルバイトでありながら経営のことまで一緒にやらせてもらっていました。
【Q】飲食業界でやっていこうと決めた理由はなんでしょう?
普通の会社は入社したばかりだと、ただの従業員になるじゃないですか。でもあるとき、飲食店であれば、アルバイトでも色々な形で経営に参画できると気づいたんです。
例えば、経営のことを理解して接客をするとか、料理をするとか、消耗品を発注するとか、原価率を考えるとか。そういう視点で考えた時に、飲食店こそが自分の「天職」だと”ピン”と来たんですよね。
それからは飲食業の現場のプロになろうと思って、色々な現場で働かせてもらいました。スーパーバイザーという肩書でホテルの従業員研修とか、お店立ち上げ時の研修とか、本当になんでもやっていましたよ。
「好き」から始まった、海外ブランドの誘致が「会社の柱」に
【Q】ワンダーテーブルに入社された経緯を教えていただけますか。
現在のワンダーテーブルの前身の会社(富士汽船株式会社)が、1994年にブラジルからシュラスコ料理の『バルバッコア』を日本に誘致したんですが、物件面積が150坪もある大きな店で、スタッフのトレーニングに困っていました。