最新ニュース2018.12.28

2019年外食市場の見通し~最新版 外食上場企業一覧付き

2018.12.28

「国内全体のお祭りムードの影響で多少、活気づくことはあるでしょう。しかし実際、開催期間中に、一時的に売上増があるとしても、本気で取り組もうとすれば物流を組みなおしたり、今よりもっと高度なインバウンド対応が求められ、そのぶんコストがかかります。

わずか1ヶ月間の開催期間中の売上のためにそこまでできないというのが正直なところで、むしろ交通規制などによる物流への影響といったネガティブ要素のほうが強いのが現実です」

迫る消費税率10%への引き上げ。外食の新たな潮流を生むか

2019年の市場で、もっとも外食産業への影響があると予想されるトピックスは、10月に予定されている消費税増税とそれに伴う軽減税率だ。外食は軽減税率の対象外だが、テイクアウトには適用される(酒類を除く)。

「テイクアウトが軽減税率の適用となったことで、外食産業は新たな展開をみせるかもしれません。たとえば、ファミレスや居酒屋といったテーブルサービス業が積極的にテイクアウトスタイルに取り組めば、中食市場にも切り込んでいける可能性があります。外食の流れが変わる起点になるのではないでしょうか」

ファストフードのような人手をかけない仕組みを構築していく企業や、テーブルサービスを提供しながらも、テイクアウトにも力を注げる企業は、力をつけて上場していくのではないかとみる井上氏。

「今後も人手不足は続き、人件費の高騰は永遠のテーマになりつつあります。結局デフレは終息しておらず、消費者の低価格志向が続いているので値上げも難しい状況です。海外のファストフード店で導入されつつある、タッチパネルによる無人レジといったITの活用などで、いかに人件費を押さえ、効率化を進められるかがポイントとなってくるでしょう」

東証の市場再編や消費税率の引き上げ、長引く低価格志向と、外食産業に春の訪れは一見遠い。だが、テイクアウト業態やIT活用といった、活路を見出すヒントはある。市場の停滞傾向も永遠に続くわけではない。年号も改まる2019年、新たな気持ちで外食の未来を見据え、発想の転換でチャンスをつかんでほしい。

■外食事業を展開する上場企業(2018年12月末現在)

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■市場:東1=東証1部/東2=東証2部/東M=東証マザーズ/JS=ジャスダック/名2=名証2部/名セ=名証セントレックス/福証=福岡証券取引所

上場年月会社名市場売上高主な展開ブランド
2018年10月ギフト東M69億円(2018年10月期)「横浜家系ラーメン」
2017年12月一家ダイニングプロジェクト東M61億円(2018年3月期)「こだわりもん一家」「博多劇場」
2017年3月スシローグローバルホールディングス東11,748億円(2018年9月期)「スシロー」
2017年3月力の源ホールディングス東1244億円(2018年3月期)「一風堂」
2017年2月ユナイテッド&コレクティブ東M63億円(2018年2月期)「てけてけ」「the 3rd Burger」
2016年9月串カツ田中ホールディングス東M55億円2017年11月期串カツ田中
2016年6月コメダホールディングス東1259億円(2018年2月期)「珈琲所 コメダ珈琲店」
2015年10月バルニバービ東M111億円(2018年7月期)「ガーブ」
2015年4月海帆東M58億円(2018年3月期)「昭和食堂」「えびすや」
2015年3月ゼネラル・オイスター東M38億円(2018年3月期)「ガンボ&オイスターバー」
2015年3月エスエルディーJS50億円(2018年3月期)「kawara CAFE&DINING」
2014年12月SFPホールディングス東2368億円(2018年2月期)「磯丸水産」「鳥良」
2014年12月ヨシックス東1156億円(2018年3月期)「ニパチ」「や台ずし」
2014年10月すかいらーくホールディングス東13,594億円(2017年12月期)「ガスト」「バーミヤン」
2014年9月ホットランド東1324億円(2017年12月期)「築地銀だこ」「銀のあん」
2014年7月鳥貴族東1339億円(2018年7月期)「鳥貴族」
2012年12月チムニー東1467億円(2018年3月期)「はなの舞」「さかなや道場」
2012年9月エー・ピーカンパニー東1257億円(2018年3月期)「塚田農場」「四十八漁場」
2011年6月イートアンド東1281億円(2018年3月期)「大阪王将」
2008年3月物語コーポレーション東1521億円(2018年6月期)「焼肉きんぐ」
2007年11月ブロンコビリー東1197億円(2017年12月期)「ブロンコビリー」
2007年10月ドトール・日レスホールディングス東11,311億円(2018年2月期)「ドトール」「星乃珈琲店」
2007年8月アークランドサービスホールディングス東1265億円(2017年12月期)「かつや」「からやま」
2007年7月きちり東192億円(2018年6月期)「KICHIRI」
2007年4月ホリイフードサービスJS68億円(2018年3月期)「忍家」
2007年3月DDホールディングス東1450億円(2018年2月期)「九州熱中屋」「わらやき屋」
2007年3月銚子丸JS187億円(2018年5月期)「すし銚子丸」
2007年1月JFLAホールディングスJS429億円(2018年3月期)「牛角」「おだいどこ」
2006年12月ダスキン東11,610億円(2018年3月期)「ミスタードーナツ」
2006年12月東京一番フーズ東143億円(2018年9月期)「とらふぐ亭」
2006年12月WDIJS287億円(2018年3月期)「カプリチョーザ」「巨牛荘」
2006年12月ライフフーズJS129億円(2018年3月期)「ザめしや」「街かど屋」
2006年12月JBイレブン名270億円(2018年3月期)「一刻魁堂」
2006年11月ジェイグループホールディングス東M149億円(2018年2月期)「芋蔵」「ほっこり」
2006年10月ゼットン名セ92億円(2018年2月期)「Aloha Table」
2006年9月ペッパーフードサービス東1362億円(2017年12月期)「いきなり!ステーキ」
2006年4月ハブ東1109億円(2018年2月期)「HUB」
2006年2月トリドールホールディングス東11165億円(2018年3月期)「丸亀製麺」「とりどーる」
2006年2月丸千代山岡家JS121億円(2018年1月期)「ラーメン山岡家」
2006年1月サンマルクホールディングス東1690億円(2018年3月期)「サンマルクカフェ」
2005年9月クリエイト・レストランツ・ホールディングス東11165億円(2018年2月期)「磯丸水産」「鳥良」
2005年6月関門海東247億円(2018年3月期)「玄品ふぐ」
2005年4月一六堂東184億円(2018年2月期)「天地旬鮮八吉」「のど黒屋」
2005年4月フジタコーポレーションJS45億円(2018年3月期)「ミスタードーナツ」のFC
2005年2月ワイエスフードJS17億円(2018年3月期)「山小屋」「ばさらか」
2004年7月東和フードサービスJS110億円(2018年4月期)「椿屋珈琲」「ダッキーダック」
2004年3月ワイズテーブルコーポレーション東2139億円(2018年2月期)「XEX」
2004年3月フライングガーデンJS75億円(2018年3月期)「フライングガーデン」
2003年12月カルラJS78億円(2018年2月期)「まるまつ」
2003年3月ひらまつ東1116億円(2018年3月期)「レストランひらまつ」
2003年3月三光マーケティングフーズ東2124億円(2018年6月期)「金の蔵」「月の雫」
2002年12月あみやき亭東1316億円(2018年3月期)「あみやき亭」
2002年12月テンポスホールディングスJS290億円(2018年4月期)「ステーキのあさくま」
2002年12月フジオフードシステムJS359億円(2017年12月期)「まいどおおきに食堂」
2002年4月ピエトロ東196億円(2018年3月期)「ピエトロバルコーネ」
2001年8月大戸屋ホールディングスJS262億円(2018年3月期)「大戸屋」
2001年7月日本マクドナルドホールディングスJS2536億円(2017年12月期)「マクドナルド」
2001年5月くらコーポレーション東11324億円(2018年10月期)「くら寿司」
2001年4月ジー・テイストJS253億円(2018年3月期)「村さ来」「平禄寿司」
2001年4月シダックスJS1428億円(2018年3月期)「シャトーT.S銀座」
2000年12月魚喜東2131億円(2018年2月期)「魚喜水産」
2000年10月ダイナックホールディングス東2359億円(2017年12月期)「響」「パパミラノ」
2000年2月壱番屋東1494億円(2018年2月期)「CoCo壱番屋」
1999年12月グローバルダイニング東298億円(2017年12月期)「ラ・ボエム」「権八」
1999年11月うかいJS132億円(2018年3月期)「うかい鳥山」
1999年10月コロワイド東12459億円(2018年3月期)「甘太郎」
1999年9月ハイデイ日高東1406億円(2018年2月期)「中華食堂 日高屋」
1999年4月梅の花東2326億円(2018年9月期)「梅の花」「古市庵」
1998年6月かんなん丸JS42億円(2018年6月期)「庄や」「日本海庄や」のFC
1998年4月サイゼリヤ東11540億円(2018年8月期)「サイゼリヤ」
1997年9月幸楽苑ホールディングス東1385億円(2018年3月期)「幸楽苑」
1997年9月安楽亭東2169億円(2018年3月期)「安楽亭」「七輪房」
1997年8月ゼンショーホールディングス東15791億円(2018年3月期)「すき家」「ココス」
1997年6月柿安本店JS439億円(2018年2月期)「柿安」「柿安ダイニング」
1996年11月マルシェ東185億円(2018年3月期)「酔虎伝」「八剣伝」
1996年10月ワタミ東1964億円(2018年3月期)「和民」「坐和民」
1994年12月カッパ・クリエイト東1787億円(2018年3月期)「かっぱ寿司」
1994年11月アトム東2532億円(2018年3月期)「ステーキ宮」
1994年7月大庄東1615億円(2018年8月期)「庄や」「日本海庄や」
1994年6月小僧寿しJS54億円(2017年12月期)「小僧寿し」
1993年7月プレナス東11457億円(2018年2月期)「ほっともっと」「やよい軒」
1993年7月ココスジャパンJS582億円(2018年3月期)「ココス」
1993年7月ハチバンJS76億円(2018年3月期)「8番らーめん」
1993年6月ジョイフル福証656億円(2017年12月期)「ジョイフル」
1993年3月王将フードサービス東1781億円(2018年3月期)「餃子の王将」
1991年9月サガミホールディングス東1261億円(2018年3月期)「和食麺処 サガミ」
1991年8月元気寿司東1399億円(2018年3月期)「元気寿司」「魚べい」
1990年12月ジョリーパスタ東2183億円(2018年3月期)「ジョリーパスタ」
1990年10月松屋フーズホールディングス東1930億円(2018年3月期)「松屋」
1990年8月日本KFCホールディングス東2734億円(2018年3月期)「ケンタッキーフライドチキン」
1990年1月吉野家ホールディングス東11985億円(2018年2月期)「吉野家」「はなまるうどん」
1989年11月グルメ杵屋東1404億円(2018年3月期)「杵屋」「そじ坊」
1989年11月銀座ルノアールJS77億円(2018年3月期)「喫茶室ルノアール」
1987年12月B-R サーティワン アイスクリームJS197億円(2017年12月期)「サーティワンアイスクリーム」
1987年11月木曽路東1444億円(2018年3月期)「木曽路」「素材屋」
1986年11月テンアライド東1154億円(2018年3月期)「天狗」「テング酒場」
1986年11月フレンドリー東272億円(2018年3月期)「フレンドリー」
1985年11月モスフードサービス東1713億円(2018年3月期)「モスバーガー」
1985年10月リンガーハット東1456億円(2018年2月期)「リンガーハット」「浜勝」
1984年3月SRSホールディングス東1441億円(2018年3月期)「和食さと」「すし半」
1978年10月東天紅東168億円(2018年2月期)「東天紅」
1978年8月ロイヤルホールディングス東11355億円(2017年12月期)「ロイヤルホスト」「てんや」
1963年6月ヴィア・ホールディングス東1283億円(2018年3月期)「備長扇屋」「パステル」
1963年6月精養軒JS32億円(2018年1月期)「上野精養軒」

※2016年の情報に、編集部にて追加 市場、上場年月、売上高は四季報、各社ニュースリリースより

 

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