料理ジャンルを問わない万能調味料、飲食店にも強い味方
トマみそは名前のとおり、トマト(またはトマトケチャップ)と味噌を1:1で合わせただけのシンプルな調味料だ。使い方も簡単で、味噌汁や味噌漬け、味噌煮などの調理で使う「味噌」を、「トマみそ」に置き換えるだけでよいのだ。

料理研究家、野菜ソムリエ、調味料マイスター、食養生
士。「食」「健康」「美」をテーマに、食あとりえ「ひめ亭」や
自然食カフェ「まぐのりあ」を主宰。野菜や調味料のプロ
として、レシピの開発、講演など様々な分野で活躍中。
「料理にトマみそを使うと、他に何も加えなくても味が決まるんですよね。ダシの食文化に慣れ親しんだ日本人にとっては不思議に思うかもしれませんが、簡単に言うとトマトがダシの代わりをしてくれるんです。実際に、かつお節や昆布でダシを取る文化のない欧米では、トマトを料理のベース、つまりダシの役割として使ってきました」
トマトの中には、グルタミン酸やアスパラギン酸といった旨味成分が豊富に含まれているため、こうした使い方が可能となる。
「和食はもちろん、イタリアン、中華、洋食など、どんなジャンルの料理とも相性が良いので、忙しい料理人にとっても強い味方になってくれると思います」