「冷やし」に関するツイートについて
上記は「冷やし」についてのTwitter上での発言(以下ツイート)の推移です。
ツイート数としては暑くなる6月~8月に盛り上っており、内容としては味の感想が多く含まれていました。
Twitterで「冷やし」と一緒につぶやかれている『食』に関する キーワード一覧
暑い時期と寒い時期、2つの期間のランキングを比較しても目立った違いはないようです。ただし、どちらの期間も麺類が多いことから「冷やし」と「麺類」は関連性が高いと言えそうです。
※以下のようなポジティブ・ネガティブキーワードを元に分析しています。
ポジティブ:最高、美味しかった、美味しい 等
ネガティブ:まずい、美味しくない、最悪、やめた方がいい 等
全体的に「冷やし」に関するツイートにはポジティブな発言が多いことがわかります。好まれる味や食材などを参考にするため、ポジティブワードと一緒にツイートされている食材を集計します。
今後注目したい「冷やし」関連のキーワード
集計したデータから今後注目したい、以下3つのポイントが見つかりました。
1.幅広い味が求められている!?
ポジティブワードと一緒にツイートされている食材を分析すると、「わさび」「すだちジュレ」「梅ジュレ」や「ライム」など、すっきりした味やツルンとした食感が求められていることがわかります。また「さっぱりしてる」「冷たくて美味しい」「食欲がない時に美味しく食べられる」というツイートも多くありました。
一方で「豚コツ」「天ぷら」「揚げ茄子」や「キムチ」等のツイートも多く、暑い時期にこそ「こってりしたもの」「辛いもの」を求める人も多いようです。
一見両極端のようですが「冷やし」に関するメニューや商品開発については、食感や味の両面から検討することが出来るのではないでしょうか。
2.麺類以外の「冷やし」関連商品開発に注目!?
Twitterで「冷やし」と一緒につぶやかれているキーワードで、最近話題になったメニューといえば「冷やしラーメン」(集計期間2013/6~2013/8 1位ラーメン)や「冷やしカレー」(集計期間2013/6~2013/8 10位カレー)などがあります。最近のトレンドは本来「熱い」ものが「冷たい」という意外性にあるのかもしれません。特にカレーは「冷やし」と関連の深い麺類でもありません。次にくる「冷やし」メニューもそういう意外性にヒントがありそうです。
3.店舗内の環境を気にかける!?
食材ではなく食べる環境について無視できないツイートがありました。それは「室温」です。「店の冷房がききすぎてツライ」「冷房ガンガンの中で、冷やし麺を食べると鳥肌すら立つよ♪」(※二つの例はtwitterを要約して記載しています)など。夏の暑い時期こそ空調等への細かい配慮が大切と言えそうです。
以上、Twitter上のキーワード『冷やし』から考える切り口でしたが、いかがでしたでしょうか。今後もソーシャルメディアデータ分析では消費者の嗜好や新しい商品・サービスの発掘、意外なキーワードを違ったテーマでご提供いたします。ご期待ください。