第6回外食SX勉強会レポート~地方の文化を生かした多業種・多店舗展開(プロダクトオブタイムグループCEO千氏)

セミナー・イベントレポート2022.12.16

第6回外食SX勉強会レポート~地方の文化を生かした多業種・多店舗展開(プロダクトオブタイムグループCEO千氏)

2022.12.16

第2部:座学~CSV経営の取組み状況確認と課題抽出

株式会社和音人
代表取締役
一般社団法人レストランテック
協会 顧問
狩野 高光 氏

第2部の座学では、外食SX代表幹事の狩野高光氏によるCSV経営に関する講義が展開され、まず復習として過去の講義内容が端的に紹介された。

第1回「CSV経営の必要性と、そのための目的・手段の転換」
第2回「自社分析による課題発見」
第3回「マクロ分析の実践」
第4回「パーパス、ビジョン、ミッションの整合性」
第5回「ビジネスモデルの再構築」

それに続く6回目となる今回は、過去の講座を経て参加者たちがどうCSV経営を実践してきたかの確認と、グループディスカッションが行われた。中間報告を挟みディスカッションは35分間。参加者が3~4人のチームを組み、CSV経営の実践に際しての悩みや課題が話し合われた。

各チームからのレポートを以下に成果と今後の課題に分けて記載した。

【CSV経営を導入した成果】
・原価率に反映させたところ、利益が出やすくなった
・ブランディングへの意識向上により、認知度が上がった
・バリューに反映させることで、新規事業展開の機会をつくった
・ミッション、ビジョン、バリューを明確化できたことから、新しいアイデアを事業化した
・未利用食材の商品化など、価値転換が実現でき始めている
・採用活動にCSVの考え方を組み込み、意識改革を行っている

【CSV経営を導入後に見えた課題】
・中長期的な戦略には優位性が保てたものの、長期的な課題が明確化できていない
・CSV経営の考え方を個人から全体へ広げていく必要がある、広げるのに時間がかかる

ディスカッションは各チームで熱く展開された。CSV経営を実践している参加者はその成功に目を輝かせ、まだ実践できてない、さらに活用したいという参加者は、追いつくために必死でメモを取る。ここから、未来のCSV経営実践者たちが羽ばたいていくのは確かなようだ。

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