成田山表参道の老舗うなぎ店「川豊別館」にてうなぎの養殖事業を開始

掲載日: 2025年04月07日 /提供:KIDS HOLDINGS

~ 明治43年創業、伝統の味を未来へつなぐ新たな挑戦 ~

株式会社川豊本店(千葉県成田市仲町386、代表取締役:伊藤小澄)は、成田山表参道の老舗うなぎ店「川豊」の別館である「川豊別館」(成田市東町113-1)にて、事業パートナー(株式会社KIDS HOLDINGS他)とともに新たにうなぎの養殖事業を開始いたしました。
明治43年創業の川豊が、次の時代に向けて歩みを進める、大きな一歩となります。
川豊別館HP:http://www.kawatoyo-r51.com







■ 成田とうなぎの深い関係
成田は古くから「うなぎの街」として知られています。
江戸時代より、成田山新勝寺への参拝客を迎える門前町として栄え、印旛沼など豊かな水資源にも恵まれていたこの地には、今も80軒以上のうなぎ店が軒を連ねています。
成田市のマスコットキャラクター「うなり君」もうなぎと飛行機を掛け合わせた存在であり、まさに成田の文化と歴史にうなぎは欠かせない存在です。

■ 変わりゆく環境と、守るべき伝統
しかし近年では、利根川・印旛沼などでとれる天然うなぎの数が減少し、現在うなぎ店で提供されているうなぎの多くは鹿児島県や宮崎県、愛知県など、他県産のものに頼らざるを得ない状況が続いています。
こうした現状に対し、私たちは「成田で消費されるうなぎを、成田の地で育てる」ことに挑戦する意義を強く感じ、地域に根ざした養殖事業を立ち上げる決意をいたしました。

■ しらすの確保の難しさと、これからの展望
現在、うなぎの養殖は免許が必要な特別な事業であり、誰でも簡単に始められるものではありません。うなぎは貴重な資源として、水産庁のもとで厳しく管理・運営されており、全国で細やかなルールに沿った養殖が行われています。
私たちも当初は、地元千葉県で採れるしらすを使用して養殖を開始する予定でした。 しかしながら、さまざまな事情が重なり、今回その実現は叶いませんでした。 新たな分野への挑戦には、思いがけないハードルがあることをあらためて痛感いたしました。 そこで今回は、千葉県産のしらすうなぎは使用せず、他県より仕入れたしらすを専用の水槽で大切に育て、その後、自然に近い環境での池養殖へと段階的に移行してまいります。 数年かけて「成田うなぎ」と呼ぶにふさわしい味わいを目指し、丁寧に育ててまいります。 将来的には、千葉県産のしらすを活用し、**真に「地元で育てたうなぎ」**として地域に根づくブランドを築いていきたいと考えております。

■ 「成田うなぎ」への第一歩 ― しらす池入れの開始
養殖事業の第一歩として、「しらす」の池入れが始まりました。
「美味しい成田うなぎを、未来へつなぐ」この挑戦を、地域の皆さま、お客様とともに育てていけることを願っております。
うなぎの育成に少しお時間をいただきますが、今後の展開にもぜひご注目ください。

【店舗概要】
店舗名:成田のうなぎ・日本料理店 川豊別館
所在地:〒286-0025 千葉県成田市東町113-1
電話番号:0476-22-2727
Webサイト:http://www.kawatoyo-r51.com























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