「サバしかないお店」で外食業界を席巻する、気鋭の経営者~株式会社SABAR/株式会社鯖や 右田孝宣社長

飲食・宿泊2015.10.27

「サバしかないお店」で外食業界を席巻する、気鋭の経営者~株式会社SABAR/株式会社鯖や 右田孝宣社長

2015.10.27

「サバ一本で株式公開できたら、すごく大きな夢を与えられる」

【Q】サバ寿司を製造・販売する「鯖や」も展開されていますが、飲食店と物販店の両方を手がける意義は何ですか?

私たちは業態にこだわらず、「サバの総合商社」になりたいんです。飲食店と物販店の両方を活用し、そこで生まれたものをパッケージ化して、大手量販店や飲食チェーンとも手を組んで販売していきたい。こういう発想ができるのは、両方の業態を持っているからだと思います。

「SABARのフィッシュ&チップス」

例えば、「SABAR」で提供しているサバのフィッシュ&チップスは、DHAやEPAを多く含んだヘルシーメニューとして人気です。飲食店だけならこれをただテイクアウトメニューにするといった発想になると思いますが、うちは「鯖や」としてファストフードチェーンにメニュー提案したいと考えています。物販店と飲食店をうまく融合させられれば、ブランド価値は高められます。

【Q】物販店をされているから気づくことはありますか?

飲食店は最高のメディアだということですね。物販店と飲食店の大きな違いは、お客様との接触時間なんです。物販の場合、「いらっしゃいませ」でお迎して、お代をいただいて、見送る。一瞬なので、自分たちのアピールはなかなかできません。それこそデパ地下なんて、いかに足を止めていただけるかが勝負です。逆に飲食店はお客様と接触する時間が長いので、表現の仕方はいくらでも工夫ができる。いろんな方法でサバの魅力を伝えることができます。物販をやっているからこそ、飲食店は本当に最高のメディアだと思いますよ。

【Q】現在のSABARと鯖やの売り上げバランスは?

今期が終わると、ちょうど同じぐらいになります。次の年には、おそらく「鯖や」が6億か7億ぐらい、「SABAR」が10億円台に乗っているはずです。「SABAR」がぐんぐん上がっていけば、そこに商品を供給する鯖やも一緒に伸びていくというイメージです。

【Q】最後に、今後に向けたビジョンを聞かせて下さい。

目指すはサバでIPO!

最終的な目標は、サバの消費量と自給率アップ、そして価値の向上です。それを実現するために、サバを食べやすい環境をどんどん作っていきたいですね。

「SABAR」に関しては、2022年頃までに38店舗まで増やしたいと考えています。「SABAR」とは別に、サバの消費量を増やすために、サバ定食のみの食堂「SABAR食堂」を作りました。このブランドはどんどん店舗を増やしたいので、「SABAR」とは違って金太郎飴でいいと思っています。目標は138(いいさば)店舗ですね。

また、2019年にはIPO(株式公開)を目指しています。サバ一本で株式公開できたら、マーケットにすごく大きな夢を与えられると思いませんか?「サバでやれるなら、自分たちにもできる」って。


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株式会社SABAR/株式会社鯖や

住所:〒561-0831 大阪府豊中市庄内栄町4-21-40 電話:06-6335-2204
事業内容:サバ料理に特化した飲食事業/サバ寿司の製造・販売
店舗数:飲食店9店舗/物販店3店舗(2015年10月現在)
公式HP:SABAR  https://sabar38.com/ /鯖や https://www.torosaba.com/

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