上記は「豆乳」をキーワードにしたTwitterの投稿年間推移です。
各月の「豆乳」と一緒につぶやかれる件数が多いキーワードの上位100件を通して傾向をリサーチしました。
豆乳全体の印象は?
ポジティブワードが多く、「豆乳」全体的に関しては体に良いなど、プラスの印象があるようです。また、「毎日」というキーワードが、年間を通じて1位を獲得しており、毎日継続して飲みたいと考えている人が多いのも特徴といえます。
豆乳を飲んでダイエット!?
豆乳の関連ワードでは「ダイエット」というワードが、年間を通じて50位以内に入り続けており、上位10位までのキーワードもほぼ「ダイエット」に関する言及でした。
具体的には、
・朝食前に豆乳を飲むと満腹感が得られる。
・大豆サポニンが腸内の脂肪の吸収を抑える。
・大豆イソフラボンが女性ホルモンのバランスを整える。
というものでした。
また、生理前に豆乳を飲むというダイエット方法もTwitter上で話題になっているようです。飲食店やメーカーの方で、豆乳ダイエットに関連したメニューや商品開発を検討の方は調査してみてはいかがでしょうか。
何にでも応用可能?幅広い豆乳の活用法
「ダイエット」以外のワードに関しては大手飲料メーカーが出している豆乳の味(フレーバー)に関する言及が多いようです。スタンダードな「無調整豆乳」「調整豆乳」の他、「フルーツ豆乳」「紅茶豆乳」「きなこ豆乳」「バナナ豆乳」「メロン豆乳」「マンゴー豆乳」など色々なアレンジがあるようです。また「コーラ豆乳」「ソーダ豆乳」というような炭酸系のフレーバーもあり、驚きの声とともに発言が集まっていました。
基本的にクセが少なく、何にでも合う。という、汎用性の高さが豆乳の特徴と言えそうです。
豆乳ヨーグルトにブームの兆し?
豆乳ヨーグルトとは玄米と豆乳から作られるヨーグルト風の発酵食品です。
その他のメニューと同様に、原料に「乳」が含まれていないことから、乳アレルギーの方への対応メニューとして。また、植物性の乳酸菌の効果の高さを評価する発言も多くあり、一般家庭で密かなブームとなっているようです。
飲食店で出したい豆乳メニュー
それでは豆乳を飲食店等で活かすにはどうすればいいのでしょうか?
ひとつはやはり「ダイエット」を意識したメニュー作りをするのが良いかと思います。また、Twitter上の発言では、必須アミノ酸である「トリプトファン」脳内物質の「セロトニン」などのワードも見られ、豆乳にリラックス効果を期待する方もいるようです。
さらに「一石二鳥」というキーワードもあり、食べるだけで良い効果を期待する書き込みも多いようです。これらの説明をメニュー紹介に入れてみてはいかがでしょうか。
具体的な豆乳メニューとしては「豆乳雑炊」「豆乳ゴマ坦々麺」「豆乳シチュー」「豆乳鍋」など、牛乳の代用としてのレシピが多いようです。乳アレルギーの方の選択肢として用意しておいたり、レギュラーメニューのアレンジとして提供したりという使われ方が多いようです。ドリンクメニューに関しても同様の使い方で豆乳ラテ(コーヒー)、豆乳ココア、豆乳紅茶などが上位にランクインしていました。
以上「Twitter」の年間データから「豆乳」について調査しましたがいかがでしょうか。今後のメニューの開発の参考などにしていただければと思います。
今後もソーシャルメディアデータ分析では消費者の嗜好や新しい商品・サービスの発掘、意外なキーワードを違ったテーマでご提供いたします。