外食ビジネスは国策へ。食団連が描く2026年「食産業庁」構想

セミナー・イベントレポート2026.02.03

外食ビジネスは国策へ。食団連が描く2026年「食産業庁」構想

2026.02.03

インバウンドと海外進出で未来へ投資

食産業庁が設立されれば、守りだけでなく「攻め」の戦略も加速する。

●インバウンド消費
観光庁と連携し、地方の飲食店にも外貨獲得のチャンスを広げるガストロノミーツーリズムを一気通貫で設計する。

●海外展開の支援
政府系金融機関の支援スキームを整え、食材・酒・厨房機器を含めたサプライチェーン全体の輸出体制を構築。内需縮小に備え、世界市場での戦いを支援する。

●技術の流出防止
日本の調理技術は世界最高峰だが、国内の待遇やルールが硬直化している間に、優秀な職人が海外へ流出している。これは国家的な損失だ。調理師免許の海外展開や国家資格としての権威向上を図り、料理人が誇りを持って国内で働ける環境を整える。

2026年、飲食ビジネスは個人の努力の枠を超え、国の成長戦略と同期する国策産業へと昇華しようとしている。飲食店経営者は自社の生存戦略を練ると同時に、こうした構造改革を注視し、準備を始めることが最大のリスクヘッジとなるだろう。

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