外食SX主催CSV AWARD 2023最優秀賞はPay it Forwardが受賞
40歳以下の飲食店経営者で構成される団体「外食SX」(代表幹事:株式会社和音人 代表取締役・狩野高光 )は、3月22日に東京都内でCSV(Creating Shared Value)AWARD 2023を発表した。飲食店を経営する企業6社がノミネートされる中、最優秀賞は居酒屋『マグロスタンダード(門前仲町)』『マグロと炉端 成る(錦糸町)』を運営する株式会社Pay it Forwardが受賞した。
同社の店舗まで落とし込まれたCSV活動が受賞理由となった。代表取締役の宮崎元成氏は「創業して丸2年経ちますが、独立間もないときに外食SXに参加して多くの先輩からCSV経営を学ばせていただき、Pay it Forwardを作っていくことができました。弊社の核となる業態『マグロスタンダード』や新業態も生まれました。この賞は外食SXや店舗メンバーのおかげです。外食SXでともに学べる仲間が増えれば、日本の外食が明るくなるでしょう」と話した。同社は初のプロデュース店『すし酒場さんじ』を2023年2月に新横浜でオープンし、3月25日には武蔵小杉のKOSUGI iHUG内に山治とのコラボ店『鈴治』をオープンする。
特別賞は株式会社和音人が受賞。受賞理由は同社が発表した産業構造改革が食ビジネスに携わる事業者の課題とこれからの可能性を示したことによる。同社の代表取締役 狩野高光氏は「苦しい外食産業を変えていく岐路に立たされています。産業構造改革は小さい企業・団体ではできず、皆で取り組むしかありません。多くの協業を生めるように手を取り合い、団体や年代、世代の隔たりを取り払い、ひとつになるタイミングです。メーカー、テック企業、生産者、流通業社が取り組むことで、すばらしい外食産業を未来の子どもたちに残していけます」と語った。