ギュウリストは「手袋のまま10秒で記録できる」ことにこだわった、和牛繁殖特化の無料アプリです(iOS/Android)。電波の届かない牛舎でも使えるオフライン設計で、分娩・発情の予定を自動で整理し、通知で見落としを防ぎます。今年4月のリリース以来、広告を使わず口コミでアプリ利用が広がりました。利用者の約3人に1人が、このアプリを使って毎週、記録を続けています。
16日に提供を開始したWeb版ベータは、「自分の牛群データで答えるAIチャット」を搭載しました。「今月の分娩予定は?」「空胎が長い牛は?」「この牛の産歴をまとめて」などと話しかけると、AIがその農場の実際の記録データ(分娩予定・妊娠鑑定・空胎日数・産歴・直近の予定)に基づいて、牛の名前入りで答えます。チャットの操作に慣れていない人にも使いやすいように、多い質問用のボタンも用意しました。
アプリ開発の背景には、生産基盤の縮小と、農家1戸あたりの管理負荷の増加があります。 全国の肉用牛繁殖農家は約3.2万戸と、この10年で約4割減少しました。一方で、残る農家の1戸あたり飼養頭数は増え続けており、分娩・発情・妊娠鑑定といった繁殖管理の「見落とし」が、経営に直結する構造が強まっています。分娩間隔が1カ月延びると、1頭あたり約4万円の損失になるとの試算もあります。ただ、現場の記録手段は、紙のノートや自作Excelが主流なのが現状です。
開発者の鈴木克弥は、宮崎県の和牛繁殖農家出身。ソフトウェアエンジニアで、実家の牛舎でも記録が紙と自作Excelで管理されている原体験から、ギュウリストを開発しました。
Webベータ版では以下の情報も提供します。
●AI月次レポート: 今月のまとめ・良かった点・気にかけたい点・来月の予定を、農場の集計数値に基づいて自動で文章化。
●分娩予定・ステージ別の牛群ビュー: 「分娩予定」「妊娠鑑定待ち」「種付待ち」をタブで切り替えて一覧。
●産歴: 母牛ごとの産次履歴と生涯サマリー(平均分娩間隔など)をひとつの画面に。
●繁殖成績・出荷台帳: 受胎率など農場指標の年次推移、セリ成績の年間台帳と24カ月の出荷見通し。
●家族・従業員との共有: 同じ農場のデータを複数人で利用(権限設定つき)。
●初期データの「預かり」取込: 手書きノートやExcelのファイルを送るだけで、初期登録を運営が代行。
Web版ベータは下記よりご利用いただけます。
Web版(ベータ): https://app.gyulist.com
サービスサイト: https://gyulist.com
モバイルアプリ(無料):
・App Store(https://apps.apple.com/jp/app/ギュウリスト-牛群管理アプリ/id6759606026)/Google
・Play(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.gyulist.gyulist&hl=ja)
ご不明点・サポートは公式LINEで受け付けています。(https://lin.ee/YcXUIoV)
【GROW&BLOOMとは】
GROW&BLOOMは、あぐラボが主催する起業家育成プログラムです。起業に興味があったり、1年以内に起業を目指したりする学生・社会人や、起業間もないスタートアップ企業が対象で、2024年度からスタートしました。JAグループが持つ豊富なアセットやノウハウを活用し、さらにはメンターによるサポートなども通じて、ビジネスアイデアの具現化や事業化を目指します。
プログラムでは、GROWコースとBLOOMコースの2コースを設定しています。GROWコースは、まだ具体的なプランを持っていない人を対象に、マインドセットの構築からビジネスモデルの策定までオンラインワークショップを通じてインプットを実施いたしました。これから始まるBLOOMコースは、実際に会社を設立し、そのための資金調達を目指す人に向けて、専門的な支援を提供します。メンタリングと具体的な手順を踏んで、アイデアや事業を次のレベルへと押し上げます。
第3期のBLOOMコース採択者は以下の通りです。

GROWコースについては事業化アイデアがまだ具体的ではないため、採択者を公表しません。
【AgVenture Lab(あぐラボ)とは】(https://agventurelab.or.jp/)
JAグループの全国組織8団体である、全国農業協同組合中央会(JA全中)、全国農業協同組合連合会(JA全農)、全国共済農業協同組合連合会、農林中央金庫、一般社団法人 家の光協会、株式会社 日本農業新聞、全国厚生農業協同組合連合会、株式会社 農協観光が共同して、2019年5月27日に開設したイノベーションラボです。スタートアップ企業やパートナー企業、大学、行政などと協創し、様々な知見やテクノロジーを活用しながら、新たな事業創出、サービス開発、地域課題の解消を目指します。









