事業創造カンパニーとして民間企業などの新規事業開発・オープンイノベーションを支援する株式会社ゼロワンブースター(本社:東京都千代田区、代表取締役:合田ジョージ、 以下「01Booster」)は、ホワイトペーパー 「『事業性のある大きな新規事業』を創る考え方と実践ポイント ~ 大きな事業を生むプロセスの整理と市場戦略 ~」を公開しました。
本資料は、イノベーション関連の研究知見(論文500以上)と、企業・ベンチャー・行政での実践知を踏まえ、“スケールする新規事業”を生むために必要な前提・市場戦略・プロセスを整理したものです。
新規事業の数やアイデアは出てくる一方で、多くの企業が「大きく育つ事業の作り方が分からない」という壁に直面しています。そうした現場の悩みに応えるため、事業設計の考え方とプロセスをまとめています。

新規事業の取り組みは広がったが、成長事業が生まれない──多くの大企業が抱える課題
近年、大企業における新規事業創出の取り組みは、制度設計・人材育成・オープンイノベーションの活用などを通じて着実に高度化してきました。社内起業制度やアクセラレーションプログラムはもはや一部の先進企業に限られたものではなく、多くの企業にとって“前提の経営施策”となりつつあります。
一方で、01Boosterが事業会社の事務局責任者や、事業部・R&D担当者と対話を重ねる中で、次のような声が多く聞かれるようになりました。
- アイデアの数は増えたが、将来的に企業成長を牽引する規模まで育つ事業がなかなか生まれない
- 顧客検証やPoCは進むものの、「この事業を本当に伸ばし切るべきか」という判断に確信が持てない
- 自社の技術やアセットのどこを「強み」と捉えるべきかが曖昧で、結果として事業テーマが定まらない、あるいは小さくまとまってしまう
こうした課題の背景には、新規事業の進め方が洗練された一方で、「どの市場を狙い、どの勝ち筋を取りにいくのか」というテーマ設定・市場戦略の議論が十分に整理されていないという問題があります。
本ホワイトペーパーは、こうした現場の課題認識を出発点に、研究知見と実践事例をもとに「事業性のある大きな新規事業」を構想・判断するための考え方とプロセスを整理したものです。
ホワイトペーパーの主な内容
1|「大きな新規事業」とは何かを定義する
なぜ多くの新規事業がスケールできないのか。その前提となる「大きな事業」の定義を整理し、売上規模・事業インパクト・企業内で求められる役割といった観点から、新規事業に求められる到達点を整理。
これにより、構想初期の段階で、「そもそも大きくならない事業」に時間を使い続けるリスクを低減します。
2|大企業において“大きな事業”が生まれやすい構造を読み解く
社内新規事業は小さく終わる、という通説に対し、実際に大きな事業へと成長してきた事例や構造を解説。
特に、既存事業や技術資産を活かしながら事業化する際に有効な領域やパターンを示しています。
3|大きな事業を生むための全体プロセスと、最も難易度の高いポイント
新規事業創出を「テーマ設定 → 構想 → 検証 → 拡大」というプロセスで整理したうえで、最も失敗が起きやすい“テーマ設定・市場戦略”のフェーズに焦点を当てます。特定のポイントで判断を誤ると、後工程がいくら洗練されても成果につながらなくなる理由を解説します。
後工程での手戻りを防ぎ、事業化判断の精度を初期段階で高めることを目的としています。
4|自社の強みが定義できない状態から、事業テーマを描くための考え方
自社の技術やアセットのどこを「強み」と捉えるべきかが曖昧な状態では、事業テーマを描こうとしても議論が拡散しがちです。
本章では、そうした状況でも検討を前に進めるための考え方として、未来の市場構造や勝ち筋から逆算する視点(TBV)を紹介します。
5|構想を机上で終わらせないための意思決定の視点
バックキャスト/フォーキャストの使い分けや、事業継続・撤退判断の考え方など、構想段階であらかじめ持っておくべき判断軸を整理。
「やる・やらない」「続ける・やめる」を感覚論ではなく、構造的に考えるための視点を整理しています。
こんな方におすすめ
- 大企業の新規事業制度関係者・事務局として、「数は出るが、大きく育つ事業がでてこない」ことに課題を感じている方
- 事業部・R&Dで新規事業を検討しているが、スケールするイメージが持てない方
- オープンイノベーションを活用しているものの、事業成果との接続に手応えを持てていない方
資料概要
「『事業性のある大きな新規事業』を創る考え方と実践ポイント ~ 大きな事業を生むプロセスの整理と市場戦略 ~」
- 形式:PDF(無料)
- ダウンロードはこちら:https://01booster.co.jp/whitepaper/4983/form
株式会社ゼロワンブースター「事業創造の力で世界を変える」という企業理念のもと、大手企業とベンチャー企業の連携を促進するオープンイノベーションプログラムや、社内新規事業を促進する制度の構築及び公募型新規事業プログラム、出向型事業開発プログラム等を展開しています。他にも、個人のアイデアを形にするワーキングコミュニティ「有楽町『SAAI』Wonder Working Community」の運営や、起業を0からサポートする01Booster Studio、そしてスタートアップ連携管理クラウドInnoScouterなども展開しております。
グループ会社の01Booster Capitalを通じてベンチャー投資も行っており、多角的に事業創造をサポートいたします。
商号:株式会社ゼロワンブースター
代表者:代表取締役 合田ジョージ
所在地:〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル1階
設立:2012年3月
事業内容:
起業家向けシェアオフィス、コーポレートアクセラレーター・イントラプレナーアクセラレータープログラム企画運営、企業内起業人材研修、投資および資金調達支援、事業創造コンサルティング、M&A仲介サポート等
URL:https://01booster.co.jp
※コーポレートアクセラレーターは01Boosterの登録商標です。









