フランス・コルシカ島の生産者「サン・タルメテュ」

掲載日: 2025年02月25日 /提供:アサヒビール

3月1日から正規代理店として販売開始

 エノテカ株式会社(本社:東京都港区、社長:堀 慎二)はフランスのコルシカ島で固有品種を使用してワインを造る生産者「サン・タルメテュ」の日本正規代理店として、3月1日から3品目をワインショップ・エノテカおよびエノテカ・オンラインで販売開始します。



「サン・タルメテュ」のスロワン・ファミリー。左から、ギョーム氏、ポール氏、ジル氏、ジャンヌ氏


 「サン・タルメテュ」はフランス・コルシカ島の家族経営のワイナリーです。1964年にルシアン・スロワン氏が息子のポール氏と共にブドウ栽培を始め、1996年、ジル氏が「サン・タルメテュ」としてワイナリーを設立しました。現在はジル氏の二人の子ども、ギョーム氏とジャンヌ氏と共に、コルシカ島特有のブドウ品種を生かした、個性あふれる味わいのワインを造ることに情熱を注いでいます。
“地中海の宝石”とも称される美しいフランス・コルシカ島は、紀元前からという長いワイン造りの歴史を誇ります。コルシカ独自のブドウ品種が存在するのが特長で、コルシカ島にある9つのAOC(原産地呼称)では、コルシカの固有品種でのワインを造ることが定められています。そうしたブドウ品種の独自性と多様性のある土壌から、コルシカでは土地の魅力あふれるワインを造ることに成功しています。
「サン・タルメテュ」もそうしたワイナリーのひとつで、所有する約40haのブドウ畑では、コルシカ島南部で造られるワインのアイデンティティとも言える黒ブドウ品種「シャカレッロ」をはじめ、酸味とボリューム感のバランスが秀逸な白ブドウ品種「ジェノヴェーゼ」、味わい豊かでエキゾチック・フルーツの雰囲気を持つ白ブドウ品種「ビアンク・ジャンティレ」など、この地ならではのブドウを多く栽培しています。

 標高2,000メートル級の山々が連なるコルシカ島は、そのほとんどが急峻な山岳で占められています。太陽に恵まれ、海からの風や山岳地帯が生み出す微気候など、島全体がブドウ栽培に適した環境となっています。ポール氏がコルシカ島でブドウ栽培の場所として選んだのは、島の南西部、サルテーヌ地方にある土地、サン・タルメテュでした。海を臨む急斜面に広がる花崗岩土壌のブドウ畑から造られるワインは、軽やかでジューシー、表情豊かな味わいに仕上がります。ワインメイキングでは、畑や品種ごとに丁寧に分けて収穫、醸造を行うブルゴーニュスタイルを取り入れており、2021年にはエコサート認証※1を取得、現在はビオディナミ農法※2に移行しています。

※1:1991年にフランスで設立された世界最大級の国際有機認定機関による認証
※2:オーガニック(ビオロジック)に加え、天体の運行に合わせ自然物質を使った特別な調剤を用い
て、自然の潜在能力を引き出す農法のこと

 「サン・タルメテュ」のワインはまだ短い歴史ながらも、高い評価を獲得しています。フランスのワイン雑誌『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス』のベスト・ワインガイド2025年版で2つ星を獲得、「疑いもなく、コルシカ島で最高のワイナリーのひとつ」と称賛しています。また、ワインのセレクトで世界的評価を受けるフランス・パリのレストラン「タイユヴァン」のセレクションにも名を連ねており、マスターソムリエのポール・ロビノー氏もそのクオリティを評価しています。


左から『ロズマリヌ・ルージュ』、『ミルトュス・ルージュ』、プレミアム・キュヴェの『レルミット』





 コルシカ島では個性的な魅力あふれるワインが生産される一方、海外市場への輸出は生産量の20%にとどまっており、日本市場では流通量が限られています。今回、日本ではまだ知名度が低いフランス・コルシカ島から、自然と伝統の調和が生んだ「サン・タルメテュ」のワインを販売開始することで、お客さまにさらに幅広い選択肢を提供し、より豊かなワインライフを提案します。今後も、世界中の知られざる高品質なワインとその背景にある物語をワインラヴァーの方々へお届けしていきます。

■エノテカ・オンラインの特集ページはこちら
「サン・タルメテュ」 : https://www.enoteca.co.jp/producer/detail/1839

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