ヤエヤマヒメボタルの光が織りなす幻想的な空間
世界自然遺産に登録された西表島(いりおもてじま)で、日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指す「星野リゾート 西表島ホテル」では、2025年2月22日~4月24日の期間、森のイルミネーションと呼ばれる幻想的な空間に没入する「ヤエヤマヒメボタル鑑賞ツアー」を開催します。ヤエヤマヒメボ
タルは、日本一早く光りはじめる日本最小のホタルで、数千~数万匹の群れになって輝く様子は森のイルミネーションと呼ばれています。(*1)「世界遺産の学校~ホタル講座~」でホタルについて知ってから、実際のフィールドでヤエヤマヒメボタルを鑑賞。小さな体から鮮やかな光を放ちながら乱舞する、とても儚く幻想的な姿を鑑賞する特別な体験です。
*1 リコー経済社会研究所
背景
八重山諸島には9種類のホタルが生息しているとされており、その中でもヤエヤマヒメボタルは西表島、石垣島にしか生息しないホタルです。体長は僅か2~4mmと日本最小のホタルで、1秒間に3~5回点滅をします。2月から4月までの期間でしか見ることができず、その様子は儚く幻想的です。(*2)ヤエヤマヒメボタルの光が織りなす春の夜限定の幻想的な情景を楽しんでほしいと考え、本ツアーの開催に至りました。
*2 大場信義、後藤好正「ヤエヤマボタルの形態と習性」参照
特徴1 幻想的な森のイルミネーションを楽しむ
実際のフィールドでヤエヤマヒメボタルを鑑賞します。本土のホタルより、2か月以上早く光り始めるヤエヤマヒメボタルは、日没後の約1時間しか光る姿を見せず、その時間を過ぎると、ピタッと光るのを止めます。高い所は飛ばず、地面に近い所をゆっくり飛び、数の多い日は何千、何万匹のホタルが舞うので、まるで森のイルミネーションのような情景です。ヤエヤマヒメボタルの光が織りなす幻想的な空間を楽しめます。
特徴2 西表島のホタルについて知る
ヤエヤマヒメボタルは、八重山諸島だけに生息しており、日本一小さいホタルと言われています。ヤエヤマヒメボタルが生息するには自然のままの暗闇が必要であり、西表島の自然環境はヤエヤマヒメボタルが生息しやすく、観察にも適した環境です。(*3)ホテルで開催するホタル講座では、他の地域のホタルと比較しながら八重山のホタルについて説明します。ヤエヤマヒメボタルの生息域や光り方の特徴など、絶景を織り成す理由を知るからこそ体験をより楽しむことができます。
*3 環境省 光害対策ガイドライン
【1日1組限定ツアー】幻想的な光を堪能するプライベートホタルツアー
1日1組限定で、他のツアー客はほとんど訪れない鑑賞スポットに案内します。ツアーで向かうのは、西表島のフィールドを熟知したネイチャーガイドだからこそ知る特別な場所です。コーヒーを片手に、自分たちだけの空間でゆったりと鑑賞をすることができます。プライベート感のある空間で、ヤエヤマヒメボタルの光が織り成す情景をひとり占めすることができる体験です。
「プライベートホタルツアー」概要
■期間:2025年3月20日~5月6日
■時間:18:30~20:30頃(時期によってツアー開催時間に多少の変動あり)
■料金:1名7,000円(税込)
■定員:1日1組(1組6名まで)
■対象:10歳以上のホテル宿泊者
■予約:西表島ホテルの公式ホームページにて前日18時までに要予約
「ヤエヤマヒメボタル鑑賞ツアー」概要
期間 :2025年2月22日~4月24日
時間 :18:25~20:30の間で1時間半程度実施(時期により変動あり)
料金 :3,850円(13~70歳)3,300円(3~12歳)
予約 :西表島ホテルの公式ホームページにて前日18時までに要予約
対象 :3歳~70歳のホテル宿泊者
備考 :天候状況により中止になる場合あり
ツアー参加時はカメラや携帯電話、懐中電灯などの光を放つ機器は使用禁止
【参考】ヤエヤマヒメボタルへの配慮
ホタルは光ることでコミュニケーションをとる昆虫です。そのため、懐中電灯など、人工的な灯りが入ってしまうと光ることを止めてしまい、子孫を残す繁殖行動ができなくなる可能性があります。自然のままの暗闇が残る西表島は、ホタルの生息に適した環境であり、この環境を守るためには一定のガイドラインが必要です。ツアー参加時はホタルに影響を与えないよう、カメラや携帯電話など光を放つ機器の使用はできません。真っ暗なので、ホタルの織りなす光だけの幻想的な空間を楽しめます。
ナイトタイムエコノミーへの貢献について
西表島ホテルでは、西表島で持続可能な観光の仕組みを構築するために、日帰り観光を宿泊へ、宿泊を連泊へと促すことが必要であると考えています。2泊以上の宿泊予約推進に加え、ナイトタイムコンテンツを拡充し宿泊率を高めることで、島の自然を保護しながら、地域経済の活性化を目指します。
参考:【西表島ホテル】島の環境保護と地域経済の振興を目指す「ナイトタイムエコノミー」を推進します
SDGsへの貢献について
西表島ホテルを運営する星野リゾートでは、経済価値と社会価値を両立するCSV経営(*4)が重要だと考
えています。SDGs(*5)をCSV経営を促進するためのフレームワークとして捉え、各施設でさまざまな
取り組みを推進しています。当ホテルでの本取り組みは、目標4「質の高い教育をみんなに」、目標8「働きがいも 経済成長も」、目標11「住み続けられる まちづくりを」、目標15「陸の豊かさも守ろう」に寄与することを目指しています。
*4 共通価値の創造。事業を通じて社会課題の解決を目指す考え方。
*5 持続可能な開発目標
星野リゾート 西表島ホテル
西表島ホテルは日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指し、マイボトルの貸し出しやロードキル防止活動など環境に配慮しながら、世界遺産に選ばれた島の魅力と価値を感じるネイチャーツアーを、一年を通して提案します。
所在地 :〒907-1541 沖縄県八重山郡竹富町上原2-2
電話 :050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
客室数 :139室・チェックイン:15:00/チェックアウト:11:00
料金 :2泊 24,000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、食事別)
アクセス:石垣港離島ターミナルより西表島上原港行きフェリーにて約 45 分、上原港から車で10分
URL :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/iriomote/