はじめてでもわかる、飲食店の集客に有効なGoogleマイビジネスの登録・活用方法

飲食・宿泊2021.10.27

はじめてでもわかる、飲食店の集客に有効なGoogleマイビジネスの登録・活用方法

2021.10.27

はじめてでもわかる、飲食店の集客に有効なGoogleマイビジネスの登録・活用方法

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コロナ禍の影響により、飲食店の経営では集客の重要性がいっそう高まっている。ホットペッパーや食べログ、ぐるなびなどのグルメサイトが定番だったが、近年では無料で運用できるGoogleマイビジネスが注目されている。

今回はGoogleマイビジネスの活用方法やメリット、おすすめの運用代行サービスなどについて紹介する。費用対効果の高い情報発信にぜひ役立ててもらいたい。

目次

そもそもGoogleマイビジネスとは?

Googleマイビジネスとは、店舗情報をGoogle検索やGoogleマップに登録するツールのこと。消費者が近くの飲食店をスマホで検索した際に、店舗情報が表示されるようになる。消費者も事業者も無料で利用できる。

飲食店が活用するメリット

正確な位置情報による消費者の集客・誘導

Googleマイビジネスで入力した店舗の住所は、Googleマップによる位置情報に利用されるため、消費者が店舗へたどり着くための重要な情報源になる。

Googleマイビジネスに登録していない状態でも、Google検索やGoogleマップに店舗の情報は存在する。ただしその情報は第三者ユーザーによる編集が可能であるため、間違った情報が掲載されていることもある。だからこそGoogleマイビジネスに登録し、店舗側が常に正しい情報を発信することが重要になるのだ。一度オーナー登録しておけば、第三者による編集が行われた際に通知されるので迅速に対応できる。

店舗の基本情報を掲載してPR

Googleマイビジネス内の「Google Webサイトビルダー」という機能では、お手軽で簡単に自社のWebサイトを作ることができる。パソコンだけでなく、スマホ向けにも最適化されているので、どの端末からでもページが見やすいのがメリット。

載せられる情報は、会社名(店舗名)・住所・電話番号・営業時間・写真・WebサイトのURLなどだ。特に店舗の外観や内観、営業中の風景といったお店の写真を載せていると、雰囲気が伝わりやすく来店動機につながりやすい。

ただし非常にシンプルな構造となっているため、Webサイトビルダーで作成したホームページを起点に集客を狙えるとは言い難い。だが自社サイトを持っていないのであれば、信頼性の向上やコンテンツの充実には十分活躍してくれるはずだ。

キャンペーン情報のリアルタイムな発信

店舗で実施しているキャンペーンやクーポン情報を掲載することが可能だ。お得感のあるイベントでユーザーの興味関心を引くだけでなく、近くで飲食店を探している消費者へのアプローチにつながる。

ユーザーの口コミ管理

Googleマイビジネスの口コミ機能では、ユーザーが投稿したお店の感想や評価に対して返信できる。具体的な要望やユーザーのニーズを知るだけでなく、直接的なやり取りによって、ユーザーが店舗にどんなイメージを持っているか把握しやすい。

「美味しかった」「また行きたい」といったポジティブな意見がある場合には、積極的にお礼の返信を行うこともできる。さらに的確な指摘や事実に基づいたクレームであれば、真摯に受け止めた旨を伝えることも大切だ。また、ユーザーから投稿されたレビューの閲覧や返信、悪口や嘘の情報を流す悪意のあるレビューの削除もできる。オーナーが自由に削除できるわけでなく、報告を受けた口コミをGoogleが判断して作業を行う。削除されないこともあるため、注意が必要だ。

ユーザーとのコミュニケーションを図ることで、店舗のイメージアップやリピーターの増加、新規顧客の獲得につなげられる。

閲覧者の情報分析で、ニーズを把握

Googleマイビジネスには、ユーザーの検索情報や行動などの様々なデータを収集できる「インサイト機能」が搭載されている。これを活用すれば、どんなキーワードで店舗情報が検索されたのか、ユーザーがどんな反応をしたのかといった消費者の行動を知ることが可能だ。

例えば、メニュー名や料理のジャンルで検索されていれば、どんな料理かを知りたいユーザーが一定数いることが伺える。そこで見栄えの良いメニュー画像を追加することで、写真で判断する顧客へ魅力を伝えやすい。

またGoogle検索やGoogleマップに表示された回数が日毎に把握できるため、期間限定のイベントやキャンペーンを開催する曜日を決める際に活用できる。使い方次第で集客効果を高められるので、今後の改善やどんな最新情報を提供するかの検討にも役立つはずだ。

確認できる情報としては、

・検索結果に表示された回数
・検索時のキーワード
・ユーザーが使用するデバイスやプラットフォーム
・ユーザーの行動
・写真の閲覧数

などが挙げられる。

これらの情報を収集することにより、ユーザーのニーズや傾向などを把握しやすくなる。例えば、店舗名での検索数が増えているなら認知度が徐々に高まっており、ルート検索する人が多ければ新規顧客も入ってきていることが伺える。

放置しているとデメリットやリスクも

Googleマイビジネスに登録しても、全く運用しなかったり、情報更新が滞ったりすると、様々なデメリットやリスクが考えられる。

例えば、悪質なユーザーによる情報の改ざんや、口コミでの低評価の放置などが挙げられる。匿名性の高いネット上では、ちょっとした不満や問題点も大きく書かれることがある。これらの行動を放置していると、ブランドイメージの低下や見込み客の損失というリスクもある。

だからこそ、定期的な確認や情報更新でGoogleマイビジネスを運用していくことも必要だ。

Googleマイビジネスの登録・運用でおすすめの代行サービス

Googleマイビジネスをやりたいと思っていても、「忙しくてあまり手をかけられない」「継続して更新できるか分からない」といった不安や悩みがある方も多いのではないだろうか。いつまでもページが更新されず古い情報しか掲載されていないと、「今も営業しているのか?」「どんな店舗かいまいち分からない」と思われ、せっかく店舗へ興味を持ってくれた見込み顧客を取り逃がしてしまいかねない。そんな時にGoogleマイビジネスの代行サービスを利用すれば、登録や運用などの様々な作業を外注できる。

加えて代行業者に依頼すると費用が掛かるので、きちんと管理・運用してくれる業者を選ぶことは重要だ。相場としては、「登録が1万~4万円」「運用代行、5000~1万円」ほどだ。

【Googleマイビジネスの代行サービス一覧】

店舗情報を管理する重要性

これまで店舗情報を発信する媒体といえば、広告や有償のグルメサイト・口コミサイトが多かったが、すでにユーザーは広告かそれ以外かという目を持って情報を検索している。だからこそ飲食店自らが情報発信し、ユーザーへ積極的にアプローチすることが求められている。

Googleマイビジネスは無料で始められ、利用できる機能も豊富にある。まずは営業時間のちょっとした隙間に、口コミのチェックや撮影したメニューや店舗内の写真も更新など、できるところから情報発信を始めてみてはいかがだろうか。


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