ミートボールに新たなイメージを加え、外食の需要を喚起
2017年春、シリーズ第1弾として豚肉を使ったイタリア風ミートボール『ポルペッティーニ』と、牛肉を使ったスペイン風ミートボール『アルボンディガス』の2種類を発売。同社が長年培ったノウハウをつぎ込んだという。
「外食向けに、粗挽きの食感や食べ応えのある大きさにしています。また、生地にパウダーチーズやハーブを効かせ、ソースにもワインを使うなど高級感を打ち出しました。
ターゲットは主に個店のバルや居酒屋ですが、チェーン展開するカラオケ店や、有名カフェの限定ランチで採用されました。それまでのミートボールのイメージが変わる意外性が受けたと思います。また、日本の洋食といえばハンバーグが強いのですが、ミートボールはハンバーグよりシェアしやすいという利点もあります」
給食から中食、外食と販路を広げシェアを獲得してきたケイエス冷凍食品の冷凍ミートボール。2018年現在、ミートボールの製造量は約1.3万トンとなり、20年前の倍近くに増えた。これからは市場で4割あるシェアを5割に引き上げるのが目標だという。
「創業以来45年の歴史の中で、最初から業界ナンバーワンを意識していたわけではなく、自然とミートボールを売ることが会社の使命になっていきました。海外にはまだ日本で知られていない多彩なミートボール料理があります。『ワールドミートボール』で世界各国のメニューへ展開していくことも考えています。ミートボールの可能性をもっと世の中に広め、出現頻度を高めていくことは、トップシェアの企業としてやるべきことですから」
ケイエス冷凍食品株式会社
本社:598-0061 大阪府泉佐野市住吉町29番2 電話:072-464-0551(代表) お話:東京支店業務用営業部長 野垣内 克彦 氏 事業内容:冷凍食品、その他食料品の製造・販売
公式HP:https://www.ks-frozen.co.jp/