コカ・コーラ ボトラーズジャパンが実践する「働き方改革」(後編)~請求書業務を標準化し、作業負担・コストの削減を目指す

卸・メーカー2018.03.22

コカ・コーラ ボトラーズジャパンが実践する「働き方改革」(後編)~請求書業務を標準化し、作業負担・コストの削減を目指す

2018.03.22
財務本部 財務サービス部 債権管理課
担当課長 コミッション明細担当

コミッション明細は、弊社の自動販売機を設置していただいているお得意先様へ、契約に基づいた手数料のお支払い金額をお知らせするためにお送りしています。東京エリアで約2万8000通を毎月発行しており、そのほとんどが月末締めです。

システム導入前は、各拠点や子会社も含め40人以上が作業を行い、時間にすると約150時間かけて明細書の発送を行っていました。今はデータのアップロードから発行予約まで、1時間ほどですんでいます。過渡期ということもあり、劇的な効果を感じるのはこれからだと思いますが、「Coke One」と『BtoBプラットフォーム 請求書』の連携が今後もっと進めば、ますます便利になっていくのではないかと期待しています。(債権管理課 コミッション明細担当課長)

15万通の発行にそなえ、順次電子化へ移行中

【Q】今後の取り組みについて教えてください

BtoBプラットフォーム 請求書』は、まだ東京エリアだけの稼働ですが、今後はボトラーズジャパン全体へ展開し、請求書の電子化と業務効率化を加速させていきます。 

最終的には月間15万通、年間で180万通の請求書を電子で発行することを目指しますが、このうち75%程度まで電子化できれば、年間1億円以上のコストダウンが見込めます。 

近い将来、経理業務はどんどん機械化、自動化が進むでしょう。これからの経理担当者は、機械化できるところは機械に任せ、逆に機械には任せられないような、たとえば分析や自身のスキルアップといったことに時間を使ってほしいと考えています。(奥村氏)

請求書業務はどんな企業であろうと必ず必要で、経理部門のなかでも繁忙期に手間をとられがちな業務のひとつではないだろうか。「働き方改革」に企業規模は関係ないし、やり方もそれぞれだ。部門を問わず、生産性をあげコストをさげる手段としても、効率化できる作業はないか見直してみてはいかがだろう。


コカ・コーラ ボトラーズジャパン
 

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社

設立:2001年6月29日 代表者:代表取締役社長 吉松 民雄
本社所在地:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー
事業内容:清涼飲料水の製造、加工および販売
公式HPhttps://www.ccbji.co.jp

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