「ほな、また来るわ!」で、1日数回の来店も。ヘビーユーザーでにぎわう大衆酒場~屋台居酒屋大阪満マル(イートファクトリー)

飲食・宿泊2018.03.06

「ほな、また来るわ!」で、1日数回の来店も。ヘビーユーザーでにぎわう大衆酒場~屋台居酒屋大阪満マル(イートファクトリー)

2018.03.06

「ほな、また来るわ!」で、1日数回の来店も。ヘビーユーザーでにぎわう大衆酒場~屋台居酒屋大阪満マル(イートファクトリー)

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近年トレンドキーワードとしても注目の「大衆酒場」。赤提灯のぶら下がる庶民的な雰囲気が幅広い年齢層から支持され、様々な業態が登場している。そこでひときわ存在感を放っているのが、大阪を中心に全国58店舗を展開している『屋台居酒屋大阪 満マル(まんまる)』だ。串カツ、寿司、肉料理、魚料理と、食いだおれの街大阪を凝縮したような圧倒的なメニュー数でリピーターをつかんでいる。

群雄割拠する大衆居酒屋業態の中、満マルが抜きん出ている理由はどこにあるのだろうか。運営する株式会社イートファクトリーの取締役外食事業部利川弘大本部長と、営業企画部の東田幹雄部長、外食事業部の松宮正樹部長にお話を伺った。

目次

気がついたらリピーターに。自分が味わった感動を広めたい

実は、3氏はイートファクトリーの社員であると同時に満マルのFCオーナーでもある。それは社内独立を推進する「10人の社長を作ろう」という方針によるものだという。加えて、利川氏の場合は、客として満マル2号店を訪れたのがFCオーナーとなるきっかけだった。

外食事業部 利川本部長

「初めて店に行った時の衝撃は忘れられません。フードもドリンクも、とにかく品揃えが多くて安く、その料理にはひと手間かかっている。当時、自分は焼き肉店を経営していたから、そのすごさがわかったんです。

串カツと寿司を同時に出す大衆酒場なんてありません。気がついたら週3回、4回と通っていて、そのうち1号店を買い取ってFCオーナーになり、その後はイートファクトリーの経営も手伝うようになっていました」(利川氏)

自分が味わった感動をもっと街に作りたいと、今はFCオーナーとして10店舗を展開させている利川氏。客として利川氏が週に何度も足を運んだように、満マルの顧客の多くはリピーターで、なかには毎日のように通うヘビーユーザーもいるという。いったいそれはなぜなのだろうか。

半径1キロ以内が商圏。強力なリピーターを生み出す仕掛け

まず挙げられるのが豊富なメニューだ。串カツと寿司をメインに、刺身や焼き物、煮物、揚げ物と約200近いメニューが取り揃えられている。

「食材のロスを恐れて品数を絞ってしまうと、お客様はリピートしてくれません。初めからアイテム数を多くしておけばお客様を呼び込みますし、回転率も高いので結局ほとんどロスは出ないんです」(利川氏)

その豊富なメニューやドリンク類が11時半の開店から閉店まで、通し営業でいつ行っても提供されているのも特徴である。ランチを食べているビジネスマンの隣に、昼飲みを楽しむ地元の高齢者や主婦がいるのも、満マルでは当たり前の光景だ。


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