生の葉は香味野菜として天ぷらにしたりサラダにしたりといった、これまでにないメニューが生まれるのではないでしょうか」
アジア、アフリカ地域では古くからモリンガの葉や若い鞘を、炒めたりスープに入れたりして日常的に食べている。その料理方法は国や地域によって様々だが、たとえば、鞘はインドネシアやマレーの辛味調味料サンバルソースに使われ、葉はパクチーの代わりに使われたりすることもあるようだ。
生の葉が安定して供給されるようになれば、日本のエスニック料理店でもより本格的な味で提供できるようになるかもしれない。
注目を集めはじめているとはいえ、モリンガの生産や販売は本格的なビジネスとしては過渡期にあるといえそうだ。福浦氏は語る。
「本当にいいと思う方や企業がモリンガの信用をなくさないよう大切にしながら、色々商品化したり宣伝したりしていくことで、モリンガ自体がブームを越えた定番食材になっていき、消費者の健康に役立つものになればいいかなと思っています」
モリンガが今後もっと身近に浸透すれば、ただ体に良さそうだという理由だけでなく、料理のバリエーションを豊かにする新たな食材としても広まっていく可能性は、じゅうぶんありそうだ。
株式会社アイテル モリンガファミリー事業部
住所:〒111-0035 台東区西浅草2-16-4 百撰会ビル 4F 電話:03-5246-4492
お話:代表取締役 福浦哲氏
公式HP:http://www.moringa-f.com/