日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)は、「オンライン飲み会」に関するアンケートを実施し、結果をサイト内にて公開したので紹介します。
■1年後の現在もオンライン飲み会をしている方の割合は「ほとんど変わっていない」
外出自粛により急速に広まったオンライン飲み会。
当記事でも、昨年5月に「オンライン飲み会」に関するアンケートをおこない、その結果を紹介しました。
新型コロナウイルスの感染拡大から1年以上たった今でも、東京や大阪など各地で緊急事態宣言が発令され、外出自粛が呼びかけられています。
そんな中、オンライン飲み会は「新しい飲み会」として皆さんの間で定着しているのでしょうか。
今回は、1年前におこなった「オンライン飲み会に関するアンケート」と同じ質問をし、その結果を比べてみることにしました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「日本トレンドリサーチによる調査」である旨の記載
・「日本トレンドリサーチ」の該当記事(https://trend-research.jp/8286/)へのリンク設置
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「オンライン飲み会に関するアンケート」調査概要
調査期間:2021年5月26日~5月27日
質問内容:
質問1:あなたは4月1日から現在までに、オンライン飲み会をしたことがありますか?
質問2:4月1日から現在までに、何回オンライン飲み会をしましたか?
質問3:オンライン飲み会をした相手(メンバー)はどのような人ですか?
質問4:昨年と比べて、「オンライン飲み会」の頻度はどのようになりましたか?
質問5:頻度が変わった理由を教えてください。
質問6:コロナウイルスが収束し、外出の自粛要請が解かれた後でも、オンライン飲み会をしたいと思いますか?
集計対象人数:900人(20代、30代、40代、50代、60代、70代以上、各年代150人)
集計対象:20歳以上の男女
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■オンライン飲み会、現在はどう思いますか?
まずは今年の4月1日から現在までに、オンライン飲み会をしたことがあるか聞いた結果を比べました。
※前回と今回は各年代150名、計900名の回答を集計していますが、調査対象者は同一ではありません。
オンライン飲み会をしたことが「ある」と答えた方は、1年前は15.3%、今年は15.0%とほとんど変わらないようです。
今回の結果を年代別に集計すると以下のようになりました。
年代別に見てもオンライン飲み会をしている方の割合はあまり変わっていないようですが、30代の方は27.3%だったのが18.7%になり、減少しました。
続いて、オンライン飲み会をした回数と、オンライン飲み会をした相手について聞いた結果を比較しました。
回数は昨年同様「1回」が最も多く、48.9%でした。
一方、「5回以上している」方は5.1%から8.1%に増え、繰り返しオンライン飲み会をしているという方はいるようです。
オンライン飲み会をした相手については、昨年最も多かった「遠くに住む友人」が今年はさらに増え、57.0%でした。
昨年2番目に多かったのは「近くに住む友人」ですが今年は26.7%に減り、その代わり「職場・仕事関係の人」が36.3%に増え2番目に多くなりました。
昨年と比べて、オンライン飲み会をしている方の割合はあまり変わっていないようですが、頻度は変わっているのでしょうか。
オンライン飲み会の頻度についても聞いてみました。
「昨年より増えた」方が最も多く36.3%でした。
しかし、「変わらない」方や、「昨年より減った」方も多く、「増えた」方と同じくらい「減った」方もいるという結果になりました。
続いて、「昨年より増えた」方、「昨年より減った」方に頻度が変わった理由について聞きました。
「昨年より増えた」理由
昨年と状況が変わらない為、飲み会の仕方を変えていくしかないから。(30代・男性)
けっこう楽しいことがわかったし、「またやる?」の一言で約束できるようになったから。(40代・女性)
これまで飲み会自体を控えていたが、もうしばらく続きそうなので、オンライン飲み会でカバーすることにした。(40代・男性)
オンラインで飲み会が出来る友人が増えたので。(50代・男性)
会えない人とも様子が見れて楽しい。(50代・女性)
家で飲むから気楽に飲めるから。(30代・男性)
コロナのせいで更に強制的な休みが増えて他にすることがなくなったから。(50代・男性)
慣れてきたから。(30代・女性)
会話して飲む楽しさを知った。オンラインで繋がる事で孤独感がない。(60代・男性)
ZOOMの使用方法を教わったから~ビール飲みながら遠方の友人と自宅で楽しめるなんて最高です。(70代・男性)
「昨年より減った」理由
会わないとつまらない。(20代・女性)
終わりのタイミングがわからず、だらだらやっているので楽しくなくなってきた。(40代・男性)
あまり盛り上がらなくなってきた。(50代・男性)
隣の人とひそひそ話ができない。一人が話すと他は黙って聞いている。話が止まらないと飽きるが、おとなしく聞く。この繰り返しでストレスが出る。(60代・男性)
リアルとはあくまでも別のものだとわかってきた。(60代・男性)
近くに住む人とは直接合うようになりました。感染症対策をしながらの生活にも慣れてきて、なかなか時間が合わず開催することが少なくなりました。(30代・女性)
ブームが過ぎた。(30代・男性)
オンライン飲み会に飽きと限界を感じて お互い言い出す機会が少なくなった。(50代・女性)
コロナ禍に対して変な慣れが出て、リアル飲み会が増えた。(40代・男性)
話すタイミングが取りにくいから。(60代・男性)
最後に、コロナウイルスが収束し、外出の自粛要請が解かれた後でも、オンライン飲み会をしたいと思っている人はどのくらいいるのか聞いた結果を比べました。
昨年は「したいと思う」と回答した方が65.2%で、多くの方が外出の自粛要請が解かれた後でも、オンライン飲み会をしたいと思っていたようです。
しかし、今年は「したいと思う」と回答した方が34.8%と割合が逆転し、外出の自粛要請が解かれた後は、オンライン飲み会をしたくないという方が多いようです。
今後定番になるのではないかと言われていた「オンライン飲み会」ですが、1年たった現在も外出自粛が呼びかけられるなど、直接会って行う飲み会を我慢している方が多いのが現状です。
外出の自粛要請が解かれた後は、オンラインではなく直接顔を合わせて飲み会をしたいという方が多いのかもしれません。
本プレスリリースの内容は、弊社運営サイト「日本トレンドリサーチ」にて公開しております。
https://trend-research.jp/8286/
2020年調査時の記事はこちら:https://trend-research.jp/3020/
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