生活協同組合パルシステム東京(本部:東京都新宿区大久保、理事長:松野玲子)は4月13日(土)10時30分から12時30分まで、オンラインで遺伝子組換え食品の現状を知るイベントを開催します。参加者に身近に咲いている菜の花を見つけてもらい、事前に送る検査キットで遺伝子組換えの有無を確認します。
“遺伝子組換え”が見えるかも
イベントで遺伝子組換え食品の現状や検査の方法を教えてくれるのは、一般社団法人農民連食品分析センター(東京都板橋区)の所長八田純人(すみと)さんです。「遺伝子組換え」の言葉は聞いたことがあっても、具体的な技術の内容や食品としての安全性、環境や世界の経済活動におよぼす影響など見聞きする機会が少ない人にもわかりやすく伝えます。
国内で30年近く流通している遺伝子組換え食品は、多くの人が口にしています。「見たり触ったりしたことがあるかと尋ねると、ほとんどの人が否定します」と八田さんは話します。自分たちの将来に必要な技術か1人ひとりが判断できるよう、まずは知ることの大切さを呼びかけます。
八田さんの話の後は、身の回りで咲く菜の花が遺伝子組換えの個体かどうか希望者と検査します。道路わきなどの菜の花を事前に採取し、子どもでも簡単に使える検査キットで確認します。国内で栽培されていないはずの遺伝子組換え作物が、身近に自生する可能性の理由なども教えてくれます。
パルシステム東京はこれからも、食を取り巻くさまざまな状況を知るきっかけを作り、一人ひとりが自ら考え「選ぶ」買い物を応援します。
遺伝子組み換え食品って何?
~身近にひそむ「遺伝子組み換え菜の花」の調査をしてみよう!~開催概要
【日時】2024年4月13日(土)10時30分~12時30分
【開催方法】Zoomによるオンライン開催
【参加費】無料
【参加予定】50人(検査体験は25人)
【対象】パルシステム東京利用者
【イベント詳細】https://www.palsystem-tokyo.coop/event/139062/
【講師プロフィール】
■八田 純人(はった すみと)さん一般社団法人 農民連食品分析センター所長。農民、消費者などの募金で生まれた分析施設で、2000年に中国産冷凍ほうれん草から残留農薬を発見し、食品衛生法改定のきっかけをつくった。漢方生薬中の残留農薬や遺伝子組換えナタネの自生調査など、農業と消費生活に密着した視点で体験型の情報を提供する。
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,530.9億円/組合員総数171.4万人(2023年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal.or.jp/