地域の生活者であり就労者でもある外国人のための教育
バベルメソッド社は、日本で働く外国人が国籍や人種、話す言葉などによって分断されることなく活躍できる社会づくりに寄与するため、日本語を「話す力」を測るオンラインテスト「PROGOS(R) Japanese」とオンライン日本語学習プログラム「バベルメソッド」を提供し、また多くの日本語講師を育成してきました。
近年は日本全国で外国人材の雇用が進んでおり、厚生労働省の「外国人雇用状況」によると、総人口に占める在留外国人の割合は2022年10月末時点で2.46%と過去最高となっています。地域の生活者であり、同時に就労者でもある外国人も増加しており、地域の日本語教育の課題も変わってきました。そこでバベルメソッド社では、就労者に対してサービスを提供するだけでなく、生活者への日本語教育もサポートし、外国人と日本人の交流をより活性化させていきたいという想いから、自治体が行う地域日本語教育事業を支援する道を模索しています。とくにバベルメソッド社が行ってきたオンライン日本語教育、および講師の育成は、生活者としての外国人を対象とした日本語教室が開設されていない、いわゆる「空白地域」の解消にも効果的だと考えています。
山形県日本語ボランティア育成支援事業について
自治体との連携のひとつとして、このたび、令和5年度山形県日本語ボランティア育成支援事業を受託しました。これは、文化庁の「地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業」の一環として、在住外国人の日本語学習意欲に対応できるサポート体制を強化するため、山形県が事業費を補助金として交付するものです。バベルメソッド社は、「オンライン開催・日本語ボランティア入門講座」として、山形県内に居住または通勤・通学する人で、地域の日本語教室でのボランティア活動を希望する人を対象とした全6回の講座(2023年11月15日~12月19日)について、事業費の交付を受けることになりました。交付決定にあたっては、県内全域を対象にできるオンライン講座の強みも考慮されました。
この講座を通して、地域日本語教育は、外国人が日本語能力を向上させる場であるだけでなく、すべての人が暮らしやすい社会を形成し、多文化共生や地域の活性化を推進させる力となることを伝えてまいります。
講座の内容
第1回の内容と参加者の感想
講座の第1回は、2023年11月14日にオンラインで行いました。参加者は鶴岡市、酒田市、天童市から集まった20~60代の男女5名で、最初に参加の動機や外国人との交流経験などを交えて自己紹介を行いました。その後、日本語教育に関する政策や、山形県における日本語教育の現状、地域の日本語教育に対する社会のニーズなどの情報が提供されました。
参加者からは「山形県の現状を知り、必要とされている存在だと実感した」「海外から来た人たちが気持ちよく過ごしていただけるようなサポートや交流ができたらいいなと思った」「今後が楽しみ」といった感想が聞かれました。
今後もバベルメソッド社では、自治体が行う地域日本語教育に当社のオンライン日本語教育のノウハウを提供し、多文化共生社会の実現に向けて尽力してまいります。
【バベルメソッド株式会社について】
代表者: 河澄章代
所在地: 東京都品川区
U R L : https://babelmethod.com
事業内容: オンライン日本語スピーキングテストPROGOS(R) Japaneseの販売、運用 / オンライン日本語会話研修BABELMETHODの販売、開発、運用
連絡先: info@babelmethod.com