日清オイリオグループ株式会社
JFE エンジニアリング株式会社
日清オイリオ 横浜磯子事業場で水素混焼を見据えた高効率ガスタービンコージェネレーション設備の導入を決定
日清オイリオグループ株式会社(社長:久野 貴久、本社:東京都中央区、以下「日清オイリオ」)と JFE エンジニアリング株式会社(社長:大下 元、本社:東京都千代田区、以下「JFE エンジニアリング」)は、水素エネルギーの活用を見据え、先駆的かつ高効率な水素混焼対応型 8MW 級コージェネレーション設備※1(以下「本コージェネ設備」)を日清オイリオ横浜磯子事業場へ新規導入することに合意しました。水素供給網の整備状況を踏まえつつ、2027年以降、混焼率※230%を当面の目標に本コージェネ設備で水素をエネルギー源として活用することを目指してまいります。
【これまでの取り組みと今回の合意内容】
日清オイリオは 2017 年から JFE エンジニアリングが提供する多拠点一括エネルギーサービス「JFE-METS」※3を導入することで、全国の生産拠点のエネルギー調達から供給までを最適化し、大幅な CO2排出量削減を実現(グループ全体で 2016 年度比△8.6%)しました。 また、中長期的な更なるエネルギーの安定供給と日清オイリオの 2030 年の CO2排出量削減目標(2016 年度比△50%)達成を目指して両社で検討を重ねた結果、このたび、将来の水素活用に向け、JFE エンジニアリングが本コージェネ設備を設置のうえ、設備の所有・維持運営を行うことで合意し、2025 年 4 月の運用開始を目指します。
【脱炭素社会の実現に向けた両社の取り組み】
日清オイリオは、2050 年のカーボンニュートラルを目指しており、その実現に向けて様々な脱炭素化施策を継続的に実施しております。特に、早期に Hydrogen Ready※4を確立することは重要施策と位置づけており、今回の水素の活用を業界に先駆けて実施することで、社会実装に向けたプラットフォームとして挑戦してまいります。
JFE エンジニアリングは、エネルギー分野をはじめ、お客さまのカーボンニュートラルに向けた取り組みに対して、水素利活用に資する新規技術も導入しながらトータルソリューションをワンストップで提供してまいります。
※1 都市ガス等を利用して発電し、発電時に生じる熱を活用することでエネルギーを無駄なく利用できるシステム
※2 瞬時燃料流量(m3/h)に対する水素の混合体積割合
※3 「JFE-METS」:https://www.jfe-eng.co.jp/products/power/ele04.html
2019 年度省エネ大賞受賞(2020 年 1 月 30 日公表)
https://www.jfe-eng.co.jp/news/2020/20200130.html https://www.nisshin-oillio.com/company/news/down2.php?attach_id=1082&uid=6784
※4 水素供給インフラが整備され次第、速やかに水素利用可能な状態
■日清オイリオグループの水素導入のステップ
以上
<お問い合わせ先>
日清オイリオグループ株式会社 広報IR部 広報課
03-3206-5109
JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室
045-505-8953