GAP(農業生産工程管理)について最終更新日:2023年8月31日 GAPとは? GAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)とは、農産物(食品)の安全を確保し、より良い農業経営を実現するために、農業生産におい て、食品安全だけでなく、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組です。 GAPに取り組みましょう! 県では、安全・安心な農産物を生産し、消費者に供給していくため、農薬の適正使用の徹底や農産物の栽培履歴の記帳の推進などに取り組んできたと ころですが、消費者の「食」の安全・安心に対する関心が一段と高まる中で、GAPの取り組みはますます重要となっています。 農産物の安全性を確保していくためには、生産から流通、消費までのすべての段階において、そこに携わる関係者が、危険要因を取り除くリスク管理 を適切に行う必要があり、そのスタートとなるのが農業生産現場です。 GAPの取組は、農産物の安全につながることはもとより、農作業事故の未然防止や農産物の品質向上、トレーサビリティへの対応などにも大きく寄与 するものです。 なお、各産地、各作物等においてリスク要因が異なることから、本マニュアル、チェックシートを活用して、それぞれの地域等の実態に合ったGAPを 実践しましょう。 どんなことに取り組むの? 安全な農作物が生産されているか? (作業者の衛生管理、異物混入対策など) 環境負荷の小さい農業が行われているか? (農薬や肥料の使用基準の遵守、エネルギーの節約など) 安全に作業ができるか? (作業時の服装、機械の点検、危険個所の把握、事故への備えなど) 農作業従事者の権利が守られているか?(雇用契約、保険の加入など) 安定した農場経営体制が整っているか? (教育訓練の実施、責任者の役割分担など) 佐賀県GAP導入マニュアル等 佐賀県GAP導入マニュアル(PDF:3.76メガバイト)
リンク (農水省) 農業生産工程管理(GAP)に関する情報:農林水産省(外部リンク) 令和4年度佐賀県GAP推進大会を開催しました。令和4年10月18日火曜日13時30分から、小城市のドウイング三日月ホールで、県内各地から農業者をはじめ、農協、県のGAP指導員、農産物流通 業、関係機関の職員等140名が参加し「令和4年度佐賀県GAP推進大会を開催しました。 大会では、農作業の安全や安全・安心な農産物供給のためのGAP取組について事例を交えて紹介するとともに、全国各地でGAP指導員の研修や農業者 のGAP認証取得を支援している、GAP・IT合同会社代表 佐久間輝仁氏による、持続可能をキーワードにGAPに取組む意義ついての基調講演を実施しま した。
GAP推進方針」を見直しました 佐賀県で生産される農畜産物の「安心・安全」の評価を高めるGAPの取組拡大のため、関係機関・団体で構成する佐賀県GAP推進協議会を令和5年3月27日に開催、「佐賀県におけるGAP推進方針」の見直しについて協議し、令和8年度までを推進期間として推進事項、推進目標などが決定されました。 佐賀県の方針
本県における国際水準GAPの普及・拡大を加速化するため、生産部会等農業者の団体が新規に国際水準GAP(GROBALG.A.P.、ASIAGAP、 JGAP)の認証を取得する場合、若しくは、既存の認証団体の構成員が増加する場合の認証取得経費(認証審査料、審査員旅費の一部)を支援します。 主な補助の条件 ・認証を取得する団体は複数の農業者で構成されていること ・原則として年度内に国際水準GAPの認証を取得を完了すること ・団体で取り決めた、生産工程おける環境負荷の低減活動に取り組むこと 環境負荷低減活動とは 環境と調和のとれた食料システムの確立のため、農業に由来する環境への負荷の低減を図るための事業活動 例 ・IPM(総合的防除)の実践による合成農薬使用量の削減 ・堆肥の施用等有機物の活用による化学肥料使用量の削減 ・燃料使用量の削減による温室効果ガスの排出量の削減、 ・生分解性マルチの利用等廃棄物の削減 等々 交付金対象経費 新規認証取得の審査経費もしくは維持・更新審査で構成員の増加に伴う掛かり増しの経費 募集期間 令和5年9月1日から令和5年9月30日まで(30日間)
提出書類
添付資料 ・GAP認証機関の見積書 ・団体認証組織の規約(案でも可) 提出先 〒840-8570 佐賀市城内一丁目1番59号 佐賀県農林水産部農業経営課環境保全型農業担当 連絡先:電話番号0952-25-7120 交付金交付要綱及び関係様式 佐賀県GAP認証取得加速化推進事業費補助金交付要綱(PDF:452.5キロバイト) 計画申請等様式(ワード:60.5キロバイト) |