8月は「食品衛生月間」です! 2022年8月1日
毎年、8月の1か月間を「食品衛生月間」と定め、食品関係事業者と消費者のみなさんに食中毒予防のための啓発を行っています。
気温が高くなる夏期は、例年、カンピロバクターや腸管出血性大腸菌、ぶどう球菌といった細菌による食中毒が多く発生しています。
細菌性食中毒を防ぐためには、
- 細菌を食べ物に「つけない」
- 食べ物に付着した細菌を「増やさない」
- 食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」
という3原則をしっかり守りましょう。
○細菌を食べ物に「つけない」
・冷蔵庫に保存する肉や魚等はビニール袋や容器に入れ、他の食品に肉汁等がかからないようにしましょう。
・調理前には、しっかりと手洗いを行いましょう。
・生の肉・魚・卵を取り扱った後、トイレに行った後、鼻をかんだ後などにも手洗いを行いましょう。
・調理中に生の肉や魚等の汁が、果物やサラダ等生で食べる物や調理の済んだ食品にかからないようにしましょう。
・盛り付け時には、清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。
○食べ物に付着した細菌を「増やさない」
・冷蔵・冷凍の必要な食品は、購入して持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
・冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下となるよう、詰めすぎに注意しましょう。(目安は7割程度)
・温かく食べる料理は温かく(65℃以上)、冷やして食べる料理は冷たく(10℃以下)して、室温に長く放置するのはやめましょう。
○食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」
・加熱調理する食品は中心部まで十分に加熱しましょう。目安は、中心部の温度が75℃で1分間以上の加熱です。
・調理器具は、使った後すぐに洗剤と流水でよく洗い、次亜塩素酸ナトリウム(台所用漂白剤)や熱湯で消毒を行いましょう。