農業や漁業、林業、畜産業などの一次産業では、長時間の屋外作業や強い日差し、粉塵など、目に負担がかかりやすい環境で仕事をする機会が多い一方で、目の健康課題については十分に明らかにされていませんでした。
今回の調査では、一次産業従事者の3人に1人が目の不調によって仕事・作業に支障を感じている一方で、4割以上が目の不調を感じてもそのまま仕事を続けたり、放置した経験があることが明らかになりました。また、目の健康対策が十分に行われていると感じている人は2割未満にとどまる一方で、約8割が今後の取り組みの必要性を感じており、一次産業における目の健康課題の実態と支援へのニーズが明らかになりました。
<調査サマリー>

調査手法:インターネット調査
対象者:全国に居住する18歳以上の一次産業従事者500名(農業・漁業・林業・畜産業など)
調査期間:2026年6月1日(月)~6月2日(火)
■一次産業従事者の約半数が「目が疲れる・重く感じる」と回答
「見えづらさ・かすみ」「目の乾き」も4割超に
全国の一次産業従事者500人に、仕事・作業中に感じる目の不調について聞いたところ、「目が疲れる・重く感じる」が48.2%で最多となりました。次いで、「見えづらさ・かすみを感じる」が42.2%、「目がしょぼつく・乾く」が42.0%と、いずれも4割を超える結果となりました。また、「強いまぶしさを感じる」と回答した人も36.2%にのぼりました。
調査結果からは、一次産業従事者の目の不調が、単なる疲れにとどまらず、見えづらさや乾き、まぶしさなど多岐にわたっている実態が明らかになりました。
Q. 日常の業務中に、以下のような「目の不調」を感じることはありますか。それぞれについてお答えください。

■3人に1人が、目の不調によって仕事・作業に支障があると回答
さらに4割超が、不調を感じてもそのまま仕事を続けた・放置した経験あり
仕事・作業中に感じる目の不調が、実際の業務にどの程度影響しているかを聞いたところ、一次産業従事者の33.3%が「目の不調によって仕事・作業に支障がある」と回答しました。また、目の不調を感じた際の対応について聞いたところ、41.8%が「不調を感じてもそのまま仕事を続けたり、放置したりした経験がある」と回答しました。
これらの結果から、一次産業従事者の目の不調は、単なる違和感や一時的な疲れにとどまらず、仕事・作業への支障につながっている一方で、不調を感じてもすぐに対処できていない実態が明らかになりました。
Q. 目の不調について、「仕事・作業に支障が出ている」と感じることはありますか。

Q. 目の不調を感じても、そのまま仕事を続けたり、放置してしまったことはありますか

■業務中に目の健康対策を行っている人は4割未満
サングラス着用は33.0%にとどまり、着用しない理由の最多は「見えづらくなる・視界が暗くなる」
業務中の目の健康対策について聞いたところ、目の健康対策を行っている人は38.2%にとどまりました。また、仕事・作業中のサングラス着用状況について聞いたところ、「常に着用している」が9.2%、「時々着用している」が23.8%となり、業務中にサングラスを着用している人は合計33.0%という結果になりました。さらに、サングラスを着用していない、または着用頻度が低い理由について聞いたところ、「見えづらくなる・視界が暗くなる」が32.2%で最多となりました。
これらの結果から、一次産業従事者の間で目の不調やまぶしさが一定程度見られる一方で、目の健康対策やサングラス着用はまだ十分に浸透していない実態が明らかになりました。特にサングラスについては、視界の暗さや見えづらさへの懸念が、着用の障壁の一つとなっていることがうかがえます。
Q. 業務中に、目の健康を守るために何らかの対策を行っていますか。

Q. 業務中にサングラスを着用していますか。

Q. サングラスを着用しない、または着用頻度が低い理由についてあてはまるものをすべて選んでください。

■目の健康について十分な情報・知識がある人は3割未満
一方で、約8割が「仕事中の目の健康を守る取り組みが必要」と回答
一次産業従事者に、目の健康について十分な情報や知識があると思うかを聞いたところ、「ある」と回答した人は28.4%にとどまりました。
また、一次産業従事者における目の健康対策が十分に行われていると思うかを聞いたところ、「十分に行われている」「ある程度行われている」と回答した人は19.0%と、2割未満にとどまる結果となりました。一方で、今後、仕事中の目の健康を守る取り組みが必要だと思うかを聞いたところ、78.2%が「必要」と回答。さらに、企業や団体による目の健康支援について、66.2%が「利用したい」と回答しました。
これらの結果から、一次産業従事者の目の健康に関する情報や対策は十分に浸透していない一方で、仕事中の目を守る取り組みや、企業・団体による支援へのニーズは高いことが明らかになりました。
Q. あなたは、目の健康について十分な情報や知識があると思いますか。

Q. あなたは、一次産業従事者における目の健康対策は十分に行われていると思いますか。

Q. 今後、仕事中の目の健康を守る取り組みは必要だと思いますか。

Q. 企業や団体による目の健康支援(啓発・情報提供・製品提供など)があれば利用したいと思いますか。

■総括
本調査では、一次産業従事者の48.2%が仕事・作業中に「目が疲れる・重く感じる」と回答し、「見えづらさ・かすみ」や「目の乾き」「強いまぶしさ」など、目の不調が幅広く生じている実態が明らかになりました。また、3人に1人が目の不調によって仕事・作業に支障を感じている一方で、4割以上が不調を感じてもそのまま仕事を続け、放置した経験があることも分かりました。
一方で、業務中に目の健康対策を行っている人は38.2%、目の健康について十分な情報や知識があると回答した人も28.4%にとどまっています。さらに、一次産業従事者における目の健康対策が行われていると感じる人は19.0%と、現場における目の健康対策にはまだ課題が残されていることがうかがえます。
その一方で、78.2%が「仕事中の目の健康を守る取り組みが必要」と回答し、66.2%が企業や団体による目の健康支援を利用したいと回答しました。目の不調が仕事・作業に影響を及ぼし得るなかで、一次産業従事者の目を守るための情報提供や対策支援の重要性が示される結果となりました。
■今後について
今後は、目に関する正しい知識と目を守るための行動を社会に広げる「めのため、未来のためプロジェクト」の一環として、一次産業従事者の方々に向けたサングラスの提供や、目の健康に関する出張授業など、具体的な啓発・支援施策について検討を進めてまいります。
メガネブランドとして培ってきた視生活への知見を活かし、一次産業従事者が日々の仕事・作業において、より快適に目を守ることができる環境づくりを目指します。
本アクションに関する詳細は、以下公式サイトをご確認ください。
https://www.zoff.com/sustainability/future-eyeproject/worker-eyehealth/









