農業の担い手100万人割れ時代、AIを使いこなす農家は何が違うのか

掲載日: 2026年07月11日 /提供:農情人

~酪農・施設園芸・稲作・養鶏・兼業農業、5つの現場を追った新刊『なぜ、あの農家はAIを使いこなせるのか』を発売~


新刊『なぜ、あの農家はAIを使いこなせるのか』を発売

農業の課題解決を支援する株式会社農情人(本社:千葉県船橋市、代表取締役:甲斐雄一郎)は、農業現場における生成AI活用をテーマにした新刊『なぜ、あの農家はAIを使いこなせるのか―先進農家の実践から見えた、生成AI時代の仕事術―』を、2026年7月10日(金)より2026年7月10日(金)にAmazon Kindleストアで発売しました。本書では、酪農、施設園芸、稲作、養鶏・商品開発、兼業農業という異なる現場で、AIを自分たちの課題に合わせて活用する5つの事例を紹介します。

基幹的農業従事者100万人割れ時代、AIを使いこなす農家は何が違うのか

農林水産省が2026年6月30日に公表した「令和8年農業構造動態調査」によると、個人経営体の基幹的農業従事者は98万6,600人となり、初めて100万人を下回りました。標本調査に基づく推定値ではあるものの、平均年齢は67.7歳、65歳以上は69万3,000人と、全体の約7割を占めています。
いま農業の現場で進んでいるのは、単なる高齢化ではありません。
働く人が減る一方で、農業者が担う見回り、記録、栽培管理、経営判断、販売、商品開発といった業務は広がっています。これまで経験や勘に支えられてきた仕事を、限られた人数で引き継ぎ、回し続けなければなりません。
だからこそ、生成AIを一部の先進農家だけが使う特別な技術ではなく、日々の仕事を支える身近な道具として実装することが求められています。
見回りの負担を減らす。蓄積したデータを経営判断に生かす。頭の中にある経験を言葉にし、次の世代へ引き継ぐ。限られた時間の中で、新しい商品や仕組みを生み出す。
必要なのは、最新のAIツールを知ることだけではありません。自分の現場にある困りごとを「問い」に変え、AIを実際の仕事へ落とし込むための実践知です。
新刊『なぜ、あの農家はAIを使いこなせるのか』では、異なる課題を抱える5つの農業現場を取材。生成AIが、それぞれの農家にとって「目」「鏡」「参謀」「相棒」「工具箱」へと変わっていった過程を紹介します。

※1 農林水産省「令和8年農業構造動態調査結果(令和8年2月1日現在)」(2026年6月30日公表)

AIは、農家によって異なる役割を持つ

本書で紹介する5つの現場では、AIの使い方は一つとして同じではありません。
- ある酪農現場では、AIは深夜の牛舎を見守る「目」になりました。
- ある農園では、蓄積したデータや言葉から、自分たちの農業を映し直す「鏡」になりました。
- 経営数字と向き合う農家にとっては、品種別の原価や採算を読み解く「参謀」になりました。
- 新しい加工品づくりに挑戦する農家にとっては、アイデアの整理や試行錯誤に伴走する「相棒」になりました。
- 平日は会社員として働く兼業農家にとっては、限られた時間を補い、自分に必要な道具を作るための「工具箱」になりました。

生成AIを活用している点は共通していても、入り口も、使い方も、たどり着いた場所も異なります。
本書では、AIを誰にでも同じ正解を渡す万能な装置としてではなく、農業者一人ひとりが抱える課題や目的に応じて、役割を変える道具として描いています。
本書が伝えるのは、AIを現場に落とし込むための「問い方」と「試し方」
生成AIに関する情報は、日々更新されています。
新しいサービスや機能を追い続けても、現場で何に使えばよいかが分からなければ、実践にはつながりません。本書が重視するのは、特定のAIツールの操作方法や、上手なプロンプトの書き方だけではありません。
- 夜間の見回りを減らせないか
- 正確な原価やデータに基づいて、経営判断できないか
- 自分たちの農産物の価値を言葉にできないか
- 経験のない商品開発を前に進められないか
- 限られた時間でも農業を続けられないか

こうした現場の「なんとなく困っていること」を、自分の言葉で問いに変えるところから、AI活用は始まります。5軒の農業現場に共通していたのは、最初からAIに詳しかったことではありません。
目の前の違和感を「仕方がない」で終わらせず、「なぜだろう」「どうにかできないか」と問い直したことでした。
成功だけではなく、つまずいた過程も記録
本書が描くのは、AIを簡単に使いこなせた成功談だけではありません。
牛の誤判定、つながらないWi-Fi、同じ数値を返し続けるセンサー、複雑になりすぎたシステム、現場で使えなかった道具、精度不足で断念した画像認識――。
5軒の農家は、何度もつまずいてきました。
それでも、仕組みを簡単な形に戻す。機能を減らす。道具を切り替える。AIだけに頼らず、現場の実践者に聞く。
失敗を「AIは使えない」と結論づけるのではなく、次に試すための記録として残していたのです。
本書では、こうした過程を第7章「農業AIのつまずき集」で独立して紹介しています。
5軒が特別だったのは、失敗しなかったことではありません。つまずいたあとに、戻る方法を持っていたことです。

書籍概要


なぜ、あの農家はAIを使いこなせるのか

≪書籍情報≫

≪本書の構成≫
- 序章 「AIを使う農家」を探して、私が見たもの
- 第1章 AIが「目」になる
- 第2章 AIが「鏡」になる
- 第3章 AIが「参謀」になる
- 第4章 AIが「相棒」になる
- 第5章 AIが「工具箱」になる
- 第6章 「なんとなく」が「問い」に変わる瞬間とは
- 第7章 農業AIのつまずき集
- 終章 AIにできる仕事、農家にしかできない仕事

本書の対象読者
本書は、次のような方を主な読者として想定しています。
- ChatGPTなどを触ったものの、農業での具体的な使い道が分からない農業者
- AIに興味はあるものの、「自分の仕事には関係がない」と感じている方
- 見回り、記録、経営分析、商品開発、遠隔管理などに課題を感じている農家・農業法人
- 農家のAI導入を支援する普及指導員、JA、自治体、農業関連企業
- 農業現場における生成AIの具体的な活用事例と失敗事例を知りたい方
- AI時代に、人間にしかできない仕事について考えたい方

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書籍販売元情報

(1)商号 : 株式会社農情人
(2)URL :https://noujoujin.com/
(3)提供サービス(一部):農業マーケティング支援、農業×新技術の企画・開発、AIコンサルティング、出版・コンテンツ制作
(4)本件についてのお問い合わせ :info@noujoujin.com
本リリースについてのお問い合わせは、メールでのみ受け付けております。ご了承ください。

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