食の志向 20代の経済性志向高く、4割以上が値上げを「許容できない」 <消費者動向調査(2022年1月調査)>

掲載日: 2022年02月22日 /提供:日本政策金融公庫

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株式会社日本政策金融公 庫

食の志向 20代の経済性志向高く、4割以上が値上げを「許容できない」
< 消費者動向調査(令和4年1月調査)>


日本政策金融公庫(略称:日本公庫)農林水産事業は、「消費者動向調査(令和4年1月調査)」を実施し、食に関する志向、今後の食品の値上げに対する意識について調査しました。
調査結果のポイントは以下のとおりです。

【食に関する志向】

○食に関する志向は、令和3年7月調査(以下、前回調査)に引き続き「健康志向」「経済性志向」「簡便化志向」が3大志向となった。3大志向の動きは以下のとおり。

「健康志向」(43.0%/前回調査比▲2.4 ポイント)
・令和2年7月調査以来、3半期ぶりに低下に転じた。年代別では、60~70 代で大幅に低下した。

「経済性志向」(37.8%/前回調査比+1.7 ポイント)
・年代が低くなるほど回答割合が高くなる傾向となり、20 代(53.2%)では他の年代と比べて特に高い回答割合となった。

「簡便化志向」(37.1%/前回調査比+2.1 ポイント)
・年代が低くなるほど回答割合が高くなる傾向となった。40 代を除く全ての年代で上昇したが、それぞれ大幅な上昇には至っていない。

【食品の値上げに対する意識】

○食品の値上げに対する価格許容度は、全ての品目で“10%までの値上げであれば許容できる”とする割合が6割を上回った。「20%を超える値上げでも許容できる」は米(10.7%)、酒類(9.9%)が他の品目よりも高くなった。食の志向 20代の経済性志向高く、4割以上が値上げを「許容できない」 <消費者動向調査(2022年1月調査)>年代別では、20 代は全ての品目で「許容できない」が4割を超え、他の年代より高くなった。他方、60~70 代は全ての品目において「10%値上げまで許容できる」が5割を超えた。

○今後、許容を超える食品の値上げが続いた場合の消費行動について、「今まで通り購入」は、米(53.0%)、味噌・醤油(48.1%)の順で高くなった。他方、「購入量を減らす」は菓子(41.6%)、果物(39.3%)・水産加工品(39.3%)の順となった。

○食品を値上げする要因ごとの納得感について、「納得できる」「やや納得できる」を合わせた回答は、「天候不順・災害による不作」(86.5%)が最も高く、次いで「品質の向上」(76.1%)、「運送・物流費の上昇」(72.9%)の順となった。一方で「納得できない」「やや納得できない」を合わせた回答は、「包装資材費の上昇」(49.1%)、「簡便性の向上」(48.2%)でそれぞれ4割を上回った。

■詳細は、添付のレポートをご参照ください。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.jfc.go.jp/n/release/pdf/topics_220222a.pdf

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