農林水産省 大臣等記者会見 2022年01月21日 - ● まん延防止等重点措置の適用に伴う対応等 ● トンガ諸島の火山噴火による水産関係の被害状況等

掲載日: 2022年01月21日 /提供:農林水産省

金子農林水産大臣記者会見概要

日時令和4年1月21日(金曜日)9時29分~9時36分 於: 参議院議員食堂
主な質疑事項
  • まん延防止等重点措置の適用に伴う対応等について
  • トンガ諸島の火山噴火による水産関係の被害状況等について

質疑応答

  • まん延防止等重点措置の適用に伴う対応等について(1)

記者

伺いたいのが、まん延防止等重点措置のことでして、今週、1都12県に重点措置が適用されまして、来週にも関西圏にも出るのではないかというような話になっておりますけれども、尾身会長の話で、今回は人流抑制ではなくて人数制限だとか、オミクロンに特化した違う対策を取るような声もありましたが、そういったことを踏まえて、農水省として今までとは違う対応を取ることがあるのかお聞かせください。

大臣

特別に違ったものをやろうとしてはおりません。ただ、まん延防止等重点措置の適用を受けた地域におきましては、都道府県の判断というのが非常に大事ですから、判断によって飲食店に対する時短要請がされるようになっていますので、そこを見ていきたいと思っています。政府として、飲食店の事業継続を支えるために、時短に対して要請した場合は、協力金等を支援しています。それから、Go To Eatの事業につきましては、都道府県が感染状況を踏まえて一時停止を現在判断しております。感染状況が厳しい地域では既に停止されていると承知しております。今後とも飲食店の声をよく聴きながら、関連施策の活用を促してまいりたいと思っております。以上です。

  • まん延防止等重点措置の適用に伴う対応等について(2)

記者

追加でGo To Eatのことについて質問なんですけれども、ゴールデンウィーク頃までに期限を昨年延長しましたが、2月、3月と感染が拡大すると、それもなかなか難しくなってくるのではないかと思うんですけれども、その辺りどのように考えていらっしゃいますでしょうか。

大臣

それは感染状況を見極めて考えていきたいと思っております。

  • まん延防止等重点措置の適用に伴う対応等について(3)

記者

関連して、農産物の需要への影響について伺いたいんですけれども、一つは学校の休校が出始めていると思うんですけれども、学校給食の関係で、牛乳の消費をどのように見ていらっしゃるかというのと、あとは外食の需要も影響があると思うんですが、米などへの消費の影響をどう見ていらっしゃるか伺えればと思います。

大臣

生乳については、年末年始も大変心配されていたんですが、どうにか廃棄することはなくてですね。もともと3月というのは、我々も注意して見守っていかなきゃいけないということなので、そういう中で、各自治体によって休校する場合等、いろんな状況が変わっておりますので、今後、我々も状況を注視していきたいと思っております。現時点で予断をもって答えるのはなかなか難しいんじゃないかと思います。今の状況の中では、なかなか、どういうようになるかということについて、お答えするのは非常に難しいと思っております。
それから、米につきましても、確かに米の消費状況を見てみますと、外食とか、そういうところが落ち込んでも家庭内が増えたりしていますので、これもやっぱり、今後の販売動向の見極めやデータ収集に努めて、需給動向等を今後注視していくしかないかなというふうに思っております。現時点ではなかなか難しいと思います。

  • トンガ諸島の火山噴火による水産関係の被害状況等について(1)

記者

トンガ沖の噴火に関する津波の被害に関連してなんですけど、鹿児島県や宮崎県でブリとかアジが大量に死んでいるのが見つかったとの報道がありますけれども、水産被害について、改めて状況を教えていただけないでしょうか。

大臣

今のところ、遠洋で操業している漁船については人的被害の報告はありません。それから、20日14時の時点での都道府県の状況につきましては、沿岸漁業の漁船の転覆・沈没等につきましては、高知県をはじめとする5つの県で37隻、それから漁具・養殖施設等については、徳島県をはじめ7つの県から被害報告が上がっております。養殖魚類等については、鹿児島県でのブリ人工種苗の網生け簀とのスレによるへい死など、3つの県で4件の報告がなされておりますが、被害の金額については、まだ完全には把握いたしておりません。どれくらいの魚がへい死したのかとか、状況は完全に掴んでないです。

  • トンガ諸島の火山噴火による水産関係の被害状況等について(2)

記者

今の質問に関連してなんですけれども、まだ発生して1週間で、どこまで解明されるのかというのはわからないんですけれども、今の時点で考えられる今後の影響、漁業者だとかが注意しておかないといけない点等ありましたら教えてください。

大臣

軽石が、前回(昨年8月の小笠原諸島の海底火山噴火の際)は沖縄とか日本の一部の沿岸に着きましたけれども、今のトンガの爆発の状況によって軽石の問題が起こるかどうかについては、今の時点ではわかっておりません。だから、全体的な状況を把握しながら注視していく必要があるのかなと思っています。正直言って、今の時点ではわからないです。

報道官

他に御質問ございますでしょうか。よろしいでしょうか。それでは、これで大臣会見を終了させていただきます。

以上



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