プラチナバイオ、RNA-seq 解析クラウドプラットフォーム「Basepair」を本格導入

掲載日: 2026年05月07日 /提供:プラチナバイオ

岩井化学薬品と販売パートナーシップを締結、研究者自身で探索・活用できるRNA-seqデータ解析環境を提供

 プラチナバイオ株式会社(本社:広島県東広島市、代表取締役CEO:奥原 啓輔、以下「プラチナバイオ」)と岩井化学薬品株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:岩井 佳子、以下「岩井化学薬品」)は、Basepair社(米国)が提供するRNA-seq解析クラウドプラットフォーム「Basepair」をプラチナバイオが本格導入し、2026年5月1日よりRNA-seqデータ解析サービスに適用開始することを発表します。岩井化学薬品はBasepairの国内販売パートナーとして、本プラットフォームのプラチナバイオへの導入と運用を支援します。
 本サービスでは、プラチナバイオの強みであるRNA-seq解析ノウハウと、Basepairのブラウザベースのインタラクティブな可視化環境を組み合わせることで、社内にバイオインフォマティクス専門人材をお持ちでないお客様でも、ご自身の手で解析結果を掘り下げて確認できる新しいデータ解析サービスを提供します。



■導入の背景
 RNA-seq(RNA シーケンシング)は、遺伝子発現量を網羅的に解析する技術として、基礎研究から産業応用まで幅広く利用されています。一方で、大量の配列データから有意な生物学的知見を引き出すには、データ処理・品質管理・統計解析・可視化といった多段階のバイオインフォマティクス工程が必要です。解析サービスを提供する側にとっては専門人材の工数が納期・コストのボトルネックとなり、解析を依頼するお客様にとっても、納品されたレポートを待って受け取るだけでは、膨大なデータの中から自らの仮説にとって重要な知見を探索的に確認しづらいという課題がありました。特に、社内にバイオインフォマティクス人材を抱えていない研究開発部門や企業にとっては、閾値を変えて再解析したい、共同研究者と結果を共有したいといった要望に機動的に応えることが難しく、解析結果の有効活用が進みにくい構造的な課題があります。
 プラチナバイオは、非モデル生物・産業有用生物に特化したRNA-seq解析サービスの提供実績と、公共データベースの独自キュレーションによる付加価値解析(RNA-seqメタ解析)を強みとしています。今回、Basepairプラットフォームの本格導入により、標準的なRNA-seq解析工程を効率化するとともに、お客様ご自身がBasepairのインタラクティブな可視化機能を通じて、解析結果をブラウザ上でその場で探索・再解析できる環境を提供します。これにより、
- お客様側: 専門的なプログラミング知識や高性能な解析マシンを必要とせず、手元のパソコンから解析結果を能動的に探索し、閾値変更・再解析・共同研究者との結果共有を容易に行っていただけます。
- プラチナバイオ側: 解析結果の生物学的解釈と次のアクション提案という、当社が最も価値を発揮できる継続支援にリソースを集中できる体制が整います。

 両者のコラボレーションの質と速度を高め、研究・開発の意思決定までのリードタイムを短縮することを目指します。
■ トライアル評価の成果
 プラチナバイオは 2025年9月~12月にかけて、社内外の研究者の協力のもとBasepairのトライアル評価を実施しました。事前に設定した主要達成目標をすべて達成し、本格導入を決定しています(詳細数値は非公開)。
参加者から寄せられた主な評価
 参加者からは、Basepairが持つユーザビリティと実務適用性の両面で高い評価が得られました。特に、社内にバイオインフォマティクス専門人材を抱えていない立場の参加者からも、自らの手で結果を確認・活用できる点が好意的に受け止められました。
参加者のコメント(抜粋)
- 「fastqからPCA-plotやvolcano-plotまでワンクリックで解析を体験でき、非常に画期的と感じた」
- 「高性能なマシンを必要とせず、どのパソコンからでも簡単に解析を進められる点が大きな利点」
- 「スクリプトを書くとなるとかなり面倒な解析が、サクッと実行できるように感じた」
- 「ブラウザ上でパラメータを変えながらその場で結果を確認できるので、議論のスピードが上がる」

 そのほか、インタラクティブな可視化機能、実務への適用可能性、データ共有の容易さ、豊富な可視化オプション、処理速度などが高く評価されました。
期待される効率化
 参加者からは、Basepairを実データに適用した場合に データ確認やレポート解釈に要する時間が大幅に短縮されること、また実験結果に基づく意思決定までのリードタイムが半分程度に短縮されることへの期待が寄せられました。
(※上記はプラチナバイオが実施したトライアル評価の結果であり、解析対象・データ規模により効果は異なります。)
■ サービス提供体制

 サンプル受け取りから核酸抽出、シーケンス、解析、レポート納品、解析結果の生物学的解釈と次のアクション提案まで一貫して支援するプラチナバイオのワンストップ体制は従前どおり維持しつつ、Basepairの自動化基盤を組み合わせることで、納期短縮と解析品質の両立を実現します。
■ 今後の展開
 プラチナバイオと岩井化学薬品は、本パートナーシップを通じて、以下を推進してまいります。
- 共同顧客開拓: 社内にバイオインフォマティクス人材をお持ちでない研究開発部門・企業を主な対象とした、セミナー・展示会などを通じた情報発信
- 非モデル生物対応の検証: プラチナバイオが強みとする非モデル生物のパイプライン適用可否の追加検証
- ケーススタディの公開: 本格導入後の実案件を踏まえた導入効果の継続的な公表(※掲載可否は Basepair社・お客様と協議のうえ決定)
- Basepair社への機能フィードバック: UI の日本語化、グラフ解説機能、解析結果コメント追記機能など、日本市場での利便性向上に向けた要望の働きかけ

■会社概要
プラチナバイオ株式会社
所在地:広島県東広島市鏡山三丁目10番23号
代表者:代表取締役CEO 奥原 啓輔
事業内容:バイオDXとゲノム編集を活用したデータ駆動型育種の支援
https://www.pt-bio.com/
岩井化学薬品株式会社
所在地:東京都中央区日本橋本町三丁目2番10号
代表者:代表取締役 岩井 佳子
事業内容:試験用・化学用・工業用薬品の輸出入ならびに販売、実験用機器の輸入ならびに販売、医薬品・香料・医療用機器・雑貨品・消耗品の販売、労働者派遣事業、有料職業紹介事業、前記に付帯関連する業務
https://www.iwai-chem.co.jp/

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