パルシステムと産直提携を結ぶ産地の生産者と生協利用者でつくるパルシステム生産者・消費者協議会(生消協)は3月5日(木)、9会場で「会員生協別交流会」を開催しました。生産者と利用者、役職員1087人が顔を合わせて歓談し、相互理解を深めました。
直接伝え合う生産と消費への感謝
会員生協別交流会は、パルシステムに農畜産物を供給する生産者が、利用者の暮らす地域を訪れ開催しました。産地の基調講演やテーブルごとのグループトーク、ローテーションによる対話形式などで、生産現場の現状や農作物の特徴、活用方法を生産者から直接聞きました。
■パルシステム東京
墨田区の第一ホテル両国で、アップルファームさみず(長野県)や富良野青果センター(北海道)などから生産者を迎え、185人が交流しました。「我が産地の交流自慢」をテーマに、参加した産地のフルーツなどを楽しみながらグループトークをしました。それぞれの産地が、世代を超えて継続してきた交流の歴史などを紹介し、利用者は「普段は聞けない話で有意義な時間でした」と受け止めました。生産者は「伝えきれない思いもありますが、深い話ができました。応援の言葉が生産の励みになります」と利用者への感謝の思いを伝えました。

▲会食でリラックスして交流する参加者

■パルシステム神奈川
神奈川県ビジョンセンター横浜(西口)で、大牧農場(北海道)や大紀コープファーム(奈良県)などの生産者を招き134人が交流しました。産地クイズで会場を盛り上げた後、利用者がペアになり各産地の生産者のテーブルを巡り対話しました。参加した利用者は「安全性に配慮した農産物生産の苦労を聞き、食べて応援したいと思いました」と感謝を伝えました。生産者は「生産現場に興味を持ち、感謝してもらえることが支えになります」と交流の喜びを語りました。

▲生産者との対話形式で交流

■パルシステム千葉
千葉市のホテルグリーンタワー幕張で、「産直ランチサミット」と題して、サンドファーム旭(千葉県)や庄内協同ファーム(山形県)などの生産者を含む262人が一堂に会して交流しました。「私たちがパルを選ぶ理由」をテーマにしたサンドファーム旭の金谷代表の講演を聞いた後、グループごとに参加者それぞれの思いを語り合いました。「生産現場との距離が遠いと安さを求めてしまいますが、安全で安価な農作物は生産できないと理解しました」と言う利用者は、消費による産地応援の思いを語りました。生産者は「ぜひ収穫体験などにも参加し、食への意識を高め生産者の声を聞いてください」と今後の交流への期待を伝えました。

▲グループ最大人数で開催

▲全メニューに産地の食材を取り入れた御膳
■パルシステム埼玉
さいたま市のTHE MARK GRAND HOTEL櫻ホールで、野菜くらぶ(群馬県)などの産地とともに112人が交流しました。13の難問産地クイズにテーブルごとに相談して回答し、お互いの距離を近づけました。昼食には産地やパルシステムの食材で作ったメニューを囲みながら、生産、消費の立場から思いを語り合いました。生産現場の日々の苦労に熱心に耳を傾けた利用者は「大変勉強になりました」と話し、生産者も「交流は次の生産の励みになります」と感想を伝えました。

▲難問クイズで盛り上がった会場

■パルシステム茨城 栃木
土浦市のホテルマロウド筑波で、花兄園(宮城県)やマルタ(熊本県)などの産地を招待し、117人が交流しました。マルタの鶴田洋平さんによる講演では、土づくりから始める環境保全型農業の現場では、深刻な鳥獣被害や気候変動影響がある現状が報告されました。参加者一同はテーブルトークで意見交換し、参加産地の食材を使用した「産直中華弁当」をともに味わった後、クイズやビンゴゲームなどで場を和ませました。参加者からは「生産者と消費者が直接会って言葉を交わせるのは、パルシステムならではです」「生産者の思いに近づけて良かったです」など、交流を満喫したようすの声を受け取りました。

▲クイズやビンゴゲームで盛り上がった会場

■パルシステム山梨 長野
笛吹市のホテル春日居で、紀ノ川農業協同組合(和歌山県)などの産地を招き79人が交流しました。17の産地をそれぞれ紹介し、「推し生産者」を利用者が応援して会場を盛り上げました。ホテルのシェフが各産地の食材を吟味し考案したランチを楽しみ、生産への感謝や農産物の味わいの感想などを伝えました。生産者は「顔の見える関係があるからこそ、日々の生産の仕事にやりがいが見つけられます」と交流により得られる原動力を語りました。

▲「推し生産者」のうちわで盛り上がる利用者

■パルシステム群馬
前橋市のアメイジンググレイス前橋で、農事組合法人オーリア21(秋田県)などの産地が参加し、73人が交流しました。「未来へつなぐささえあエール」をテーマに、司会者はチアリーダーと応援団に扮して応援の思いを伝え、生産者を歓迎する雰囲気が会場を包みました。オーリア21の産地紹介や米生産の現状などを聞いた後、テーブル交流しました。「生産環境の厳しさが増す中の苦労を想像すると、より感謝して食べたいと思います」と話す利用者は、カタログで姿を見ていた生産者に会えた喜びを伝えていました。テーブルごとに集められたメッセージで作った即興の応援ソングを受け取った生産者は「言葉がメロディーに乗ることで、より一層感動します。会場の一体感を受け取りました」と感謝を口にしました。

▲応援で会場を盛り上げる司会

▲サプライズの応援ソングが流れる会場
■パルシステム福島
福島市のホテル福島グリーンパレスで、ノーザンび~ふ(北海道)などの産地を招待し73人が交流しました。北海道での産直牛飼育における地球温暖化などの影響の話を聞いた後、生産者がテーブルを移動しながら利用者と対話しました。夏場は保冷剤を身に付けて作業する生産者の苦労を聞いた利用者は「気候変動や世界情勢の影響を受けながら、情熱を持って生産を続ける姿勢に敬服します」と積極的に利用したいと話しました。「直に生産者の話を聞き、安心安全な食材を受け取れる私たちは幸せ者だと感じました」と、今後も交流の場への参加を希望する声もありました。

▲酷暑下での飼育の苦労を聞いた講演会

▲参加産地の食材を取り入れた昼食
■パルシステム静岡
静岡市の静岡県男女共同参画センターあざれあで、JAつくば市谷田部産直部会(茨城県)などの産地を招き52人が交流しました。県内の鶏卵生産者による講演をはじめ、参加した14産地がそれぞれの地域や生産の特徴を紹介しました。紹介を受けてグループに分かれ、産地の食材を使用した弁当を囲みながら、いつも利用している商品をどのような思いで生産しているのか話を聞きました。「生産者の熱い思いを知る貴重な機会でした」との利用者の声を受け、生産者は「天候に左右される苦労などを直接伝えられ良かったです」と感想を語りました。

▲県内鶏卵生産者の講演

▲弁当を囲み交流
気候変動による猛暑や自然災害が作物や畜産物の生育に深刻な影響を与える中、生消協の各産地では、パルシステムの独自基準に則った、環境保全型農業を推進しています。生産者と消費者が直接協議を重ねて構築した、農薬削減などの生産基準を継続するには、これまで以上に消費者の理解と農産物利用による産地への応援が必要です。
年間を通し、約2万人以上の利用者が国内各地を訪れ農業体験などをする産地交流に加え、生産者が利用者のもとを訪れ話し合うことで、持続可能な生産と消費を目指します。
対等な関係性から産直を発展
「パルシステム生産者・消費者協議会」は、生産者と消費者、パルシステムの3者による産直推進の協議の場として1990年に設立しました。パルシステムと商品取引のある産地のうち、農畜産物を生産する産地を中心に169産地と、パルシステムグループの11生協および専門会社が正会員として、水産関連の9産地が賛助会員として加入しています(2026年1月時点)。生産者も消費者も同じ「生活者」だという相互理解と、農産物売買の相反する利害を超えた連携を目的としています。
パルシステムはこれからも、「つくる」と「たべる」の距離を近づけ、持続可能な生産と消費を目指していきます。
パルシステム生活協同組合連合会所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:渋澤温之
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,604.2億円/組合員総数176.2万人(2025年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal-system.co.jp/









